ベトナム向けの根室産サンマ 汚染警戒で釧路港に留め置き | くしろぐ

ベトナム向けの根室産サンマ 汚染警戒で釧路港に留め置き

【根室】根室市からベトナムへの水産加工品輸出の第1陣として出荷された冷凍サンマなど22トンが、福島第1原発事故に伴う食品の放射能汚染を警戒するベトナム側の意向で釧路港に留め置かれていることが30日、わかった。

昨秋水揚げされ、汚染の心配は全くない。ベトナム政府は日本からの食品輸入にあたって関係機関に注意喚起をしており、ベトナムの商社側から根室市に28日夜、「輸入を当面見合わせたい」との連絡があったという。

ベトナム・ホーチミン港で日本からの物資の輸入手続きが長期化しており、品質劣化を恐れたとみられる。留め置き解除の見通しは立っていない。

冷凍サンマの輸出は市と根室水産協会などでつくる市アジア圏輸出促進協議会が進める事業。今回はテスト輸出で、今月24日に根室から出荷、28日に釧路港からホーチミン港向けの貨物船に積み込まれる予定だった。

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/282364.html