結核:24人、集団感染--釧路管内の医療機関 /北海道 | くしろぐ

結核:24人、集団感染--釧路管内の医療機関 /北海道

釧路保健所は29日、釧路総合振興局管内の医療機関に入院していた70歳代の男性が肺結核を発症し、医療機関の職員ら24人が集団感染したと発表した。男性はすでに退院し、呼気に菌が含まれる「排菌」がなく、24人も投薬で発症を防げることから感染拡大の可能性は低いという。

同保健所によると、男性は医療機関に入院中の昨年11月、定期的レントゲン検査で肺結核と診断された。今月18日までに男性とある程度の接触があったとみられる同室の患者や家族、職員ら55人にレントゲンや血液検査を実施。28日までに男性3人、女性21人の計24人が、感染はしたものの発症はしていない「潜在性結核感染症」と診断された。

同保健所では、男性と接触したとみられる人で検査をしていない残り11人への速やかな検査に加え、同室の患者らにも定期的な検査を継続していく。道内では今月2日、網走刑務所で計22人の結核集団感染が確認されたばかり。【山田泰雄】

北海道新聞
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110330ddlk01040277000c.html