霧笛保存会が吹鳴式/釧路 | くしろぐ

霧笛保存会が吹鳴式/釧路

釧路港の霧笛が廃止されて1年を記念して、釧路霧笛保存会(木保秀一会長)は19日、港町かもめホール(釧路市入舟4)で霧笛の吹鳴式とパネルディスカッションを行った。同会は、霧笛を釧路港の歴史を伝える産業遺産として保存することを目的に2009年11月に結成。今月3日には釧路海上保安部から釧路市を通じて貸し出された霧笛の関連機器6点を同ホール屋上に設置した。吹鳴式で木保会長が霧信号の作動スイッチを押すと、昨年3月19日の廃止日に最後の吹鳴を録音したCDを基に編集した「ブォーブォー」という哀愁を帯びた音色が、発音機から9秒ごと2秒間のテンポで6回流れた。出席者の中には、目を閉じてその音にじっと聴き入る姿も見られた。

釧路新聞
http://www.news-kushiro.jp/news/20110321/201103213.html