道内の漁業被害333億円 養殖への打撃大
東日本大震災にともなう津波で、道内でも太平洋側を中心に漁業被害が相次いだ。道は16日、漁港や漁船、養殖施設などの被害額が約333億円にのぼることを明らかにした。ホタテやカキなどの養殖施設の被害額が大きく、ホタテ養殖が盛んな渡島、胆振両総合振興局などで深刻な事態になっている。このほか水産物の出荷額などをもとにした被害額については各漁協が調べている。
道のまとめでは、ホタテやカキ、ウニなどの養殖をしている15の漁業組合で、養殖施設のカゴが津波で流されるなどして、被害額は166億円にのぼった。ホタテ養殖などが盛んな噴火湾に面した渡島や胆振、カキ養殖の盛んな釧路で被害が大きかった。
養殖施設に次いで、漁船の被害も大きかった。漁船634隻が沈没や破損するなどして16億円。被害の8割以上が刺し網漁船など5トン未満の船で、最多が日高管内の257隻、次いで十勝171隻、釧路120隻など。このほか、震災発生時に東北地方の太平洋側で建造中だったり、出漁準備をしたりしていた道内漁協所属の29隻も被災し、126億円の被害があった。
漁港施設は、岸壁の損壊や港内に土砂がたまるなど8億円(81件)の被害だった。
地域別の被害額は今のところ、最多が渡島の105億円。次いで胆振63億円、釧路16億円、日高12億円、十勝8億円、根室1億円。
朝日新聞
http://mytown.asahi.com/areanews/hokkaido/HOK201103160007.html
道のまとめでは、ホタテやカキ、ウニなどの養殖をしている15の漁業組合で、養殖施設のカゴが津波で流されるなどして、被害額は166億円にのぼった。ホタテ養殖などが盛んな噴火湾に面した渡島や胆振、カキ養殖の盛んな釧路で被害が大きかった。
養殖施設に次いで、漁船の被害も大きかった。漁船634隻が沈没や破損するなどして16億円。被害の8割以上が刺し網漁船など5トン未満の船で、最多が日高管内の257隻、次いで十勝171隻、釧路120隻など。このほか、震災発生時に東北地方の太平洋側で建造中だったり、出漁準備をしたりしていた道内漁協所属の29隻も被災し、126億円の被害があった。
漁港施設は、岸壁の損壊や港内に土砂がたまるなど8億円(81件)の被害だった。
地域別の被害額は今のところ、最多が渡島の105億円。次いで胆振63億円、釧路16億円、日高12億円、十勝8億円、根室1億円。
朝日新聞
http://mytown.asahi.com/areanews/hokkaido/HOK201103160007.html