太平洋岸被害甚大 道内 道路冠水や家屋浸水
11日午後に発生した東日本大震災で、道内では太平洋岸を中心に3メートル前後の津波が押し寄せ、各地の港では岸壁や周囲の道路の冠水や家屋の浸水、漁船の水没などの被害が相次いでいる。
港湾関係では、日高管内様似町で漁船20隻以上が一気に津波にのまれた。同管内新ひだか町でも、静内、東静内両漁港のカレイ刺し網漁船6隻が水没。同管内日高町の厚賀漁港では漁船2隻、門別漁港でも1隻が流出、同港近くのトラック2台も港内に沈んだ。
道東でも釧路市の釧路西港では作業船が沈没。漁船は釧路管内釧路町の仙鳳趾(せんぼうし)漁港で5隻、同管内厚岸町でも2隻が転覆、カキ養殖施設も被害を受けた。同管内浜中町では、5隻が津波にのまれた。
十勝管内広尾町の十勝港でもコンブ漁船1隻が流出、地上にあった15隻の小型船も港内に流された。同管内豊頃町の大津漁港でも漁船10隻が流出、小型船3隻が地上に乗り上げているという。同管内大樹町でも漁船2隻が津波にのまれた。
道南でも函館市の汐首漁港などで3隻が転覆、沈没した。
一方、日高管内浦河町では町内の乗用車25台、同管内様似町でも特別養護老人ホームの職員の車20台が流されたという。同管内えりも町新浜では堤防が20メートルにわたって決壊、15棟が床上浸水。町内の男性(82)が海岸近くで一時津波に流されたが、自力ではい上がり無事だった。
苫小牧市の苫小牧西港は周辺3ヘクタールが浸水、コンテナが流された。
道教委によると、定時制高校7校が臨時休校したほか、小中学校6校は部活動を中止、6校が下校時間を15分~1時間繰り上げた。小中高校40校では一時校内に児童生徒を待機させる措置を講じた。
道によると、コンビナートなどの被害は出ていないという。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/277296.html
港湾関係では、日高管内様似町で漁船20隻以上が一気に津波にのまれた。同管内新ひだか町でも、静内、東静内両漁港のカレイ刺し網漁船6隻が水没。同管内日高町の厚賀漁港では漁船2隻、門別漁港でも1隻が流出、同港近くのトラック2台も港内に沈んだ。
道東でも釧路市の釧路西港では作業船が沈没。漁船は釧路管内釧路町の仙鳳趾(せんぼうし)漁港で5隻、同管内厚岸町でも2隻が転覆、カキ養殖施設も被害を受けた。同管内浜中町では、5隻が津波にのまれた。
十勝管内広尾町の十勝港でもコンブ漁船1隻が流出、地上にあった15隻の小型船も港内に流された。同管内豊頃町の大津漁港でも漁船10隻が流出、小型船3隻が地上に乗り上げているという。同管内大樹町でも漁船2隻が津波にのまれた。
道南でも函館市の汐首漁港などで3隻が転覆、沈没した。
一方、日高管内浦河町では町内の乗用車25台、同管内様似町でも特別養護老人ホームの職員の車20台が流されたという。同管内えりも町新浜では堤防が20メートルにわたって決壊、15棟が床上浸水。町内の男性(82)が海岸近くで一時津波に流されたが、自力ではい上がり無事だった。
苫小牧市の苫小牧西港は周辺3ヘクタールが浸水、コンテナが流された。
道教委によると、定時制高校7校が臨時休校したほか、小中学校6校は部活動を中止、6校が下校時間を15分~1時間繰り上げた。小中高校40校では一時校内に児童生徒を待機させる措置を講じた。
道によると、コンビナートなどの被害は出ていないという。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/277296.html