「メサイア」全曲を歌いきる 釧路
【釧路】キリストの生涯を描いたヘンデル作曲のオラトリオ(聖譚(せいたん)曲)「メサイア」の全曲演奏会が6日、釧根管内で初めて釧路市民文化会館で開かれ、市民中心の合唱団は2時間半にわたる難曲を見事に歌いきった。1年がかりで準備を進めてきた関係者は「練習の成果を出せた」と喜んでいる。(渡辺史哉)
メサイアは3部構成の大作。2009年3月に釧路の混声合唱団「コール・フロイデ」が、表現の難しい2部を除いた1、3部を演奏したことをきっかけに、全曲挑戦が決まった。コール・フロイデのメンバーと一般募集の団員約120人が昨年4月から週2回程度、1回2~3時間の練習を重ねてきた。
約1500人収容の会場は、ほぼ満員に。ソプラノ、アルトが伸びやかな歌声を響かせ、テノール、バスが力強い重低音で曲に荘厳な雰囲気と重厚感を加えた。
テレビなどでよく使用される「ハレルヤ」コーラスでは息の合った演奏を披露。ハレルヤはアンコールでも歌われ、演奏が終わると観客からは「ブラボー」の声と温かい拍手が送られた。
オーケストラでチェロを担当した実行委の桜井敬一事務局長は「1年間練習をこなしてきた結果。この難曲をよく表現してくれた」と充実の表情。テノールとして参加した西池彰委員長は「本番が一番良かった。当初はできるかどうか不安だったが、力を出し切れた」と笑顔を見せた。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/276295.html
メサイアは3部構成の大作。2009年3月に釧路の混声合唱団「コール・フロイデ」が、表現の難しい2部を除いた1、3部を演奏したことをきっかけに、全曲挑戦が決まった。コール・フロイデのメンバーと一般募集の団員約120人が昨年4月から週2回程度、1回2~3時間の練習を重ねてきた。
約1500人収容の会場は、ほぼ満員に。ソプラノ、アルトが伸びやかな歌声を響かせ、テノール、バスが力強い重低音で曲に荘厳な雰囲気と重厚感を加えた。
テレビなどでよく使用される「ハレルヤ」コーラスでは息の合った演奏を披露。ハレルヤはアンコールでも歌われ、演奏が終わると観客からは「ブラボー」の声と温かい拍手が送られた。
オーケストラでチェロを担当した実行委の桜井敬一事務局長は「1年間練習をこなしてきた結果。この難曲をよく表現してくれた」と充実の表情。テノールとして参加した西池彰委員長は「本番が一番良かった。当初はできるかどうか不安だったが、力を出し切れた」と笑顔を見せた。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/276295.html