ボランティアハンター出番 釧路
食害が深刻なエゾシカの生息数削減のため、釧路総合振興局は3月1日から、無償のボランティアハンターによる駆除事業を実施する。昨年に続く2回目の今回は、初めてシカ駆除に参加する17人を含む43人のハンターが協力を申し出た。今回は実施場所も拡大しており、同振興局は昨年度実績の367頭と同規模の駆除を目指す。
実施期間は1日から27日までで、場所は昨年行った釧路市阿寒町の国有林のほか、釧路町の尻羽(しれぱ)岬の国有林も追加。両エリアとも鳥獣保護区が含まれる。ハンターは計12班に編成され、各班に同振興局が委嘱したガイドハンター12人がリーダー役として加わり、連日の駆除に当たる。
エゾシカの頭数削減は、ハンターが趣味で行う狩猟と、市町村が地元のハンターに報酬を払って行う有害鳥獣駆除の2本柱で進められてきた。だが近年はハンター不足のほか、自治体の財政難などで捕獲は伸び悩んでいる。
昨年始まった同事業では、シカによる農林業被害の深刻さを訴えて無償協力を求めると同時に、通常は狩猟が認められていない鳥獣保護区も対象エリアに加えて、参加を促してきた。
応募したハンターからは「シカの削減に協力したい」「鳥獣保護区での捕獲に興味がある」などの声が聞かれるという。同振興局は「これまで駆除に関わっていなかったハンターにも参加してもらえた」と話し、今年の駆除の成果が挙がることを期待している。(鄭真)
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/274440.html
実施期間は1日から27日までで、場所は昨年行った釧路市阿寒町の国有林のほか、釧路町の尻羽(しれぱ)岬の国有林も追加。両エリアとも鳥獣保護区が含まれる。ハンターは計12班に編成され、各班に同振興局が委嘱したガイドハンター12人がリーダー役として加わり、連日の駆除に当たる。
エゾシカの頭数削減は、ハンターが趣味で行う狩猟と、市町村が地元のハンターに報酬を払って行う有害鳥獣駆除の2本柱で進められてきた。だが近年はハンター不足のほか、自治体の財政難などで捕獲は伸び悩んでいる。
昨年始まった同事業では、シカによる農林業被害の深刻さを訴えて無償協力を求めると同時に、通常は狩猟が認められていない鳥獣保護区も対象エリアに加えて、参加を促してきた。
応募したハンターからは「シカの削減に協力したい」「鳥獣保護区での捕獲に興味がある」などの声が聞かれるという。同振興局は「これまで駆除に関わっていなかったハンターにも参加してもらえた」と話し、今年の駆除の成果が挙がることを期待している。(鄭真)
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/274440.html