バイオエタノール実験、コスト高で終了 開発局
開発局は21日、将来の産業化を目指し、道内で3年間行ってきたヤナギからバイオエタノールを抽出する実験事業について、他のバイオエタノールに比べ、生産コストが15倍に達するとの結果を明らかにした。事業化は事実上困難で、実験は本年度で終了する。
札幌市内で開かれた学識経験者や自治体関係者でつくる調査検討委員会(委員長=志水一允(かずまさ)・元日大教授)で報告した。トウモロコシなど他の農産物などを原料にしたエタノールの取引価格は1リットル当たり70円前後だが、ヤナギから抽出するコストは人件費なども含め、同1070円となった。
これまでヤナギの栽培試験を行ってきた上川管内下川町と釧路管内白糠町では、ヤナギの活用方法の検討を続けるという。
北海道新聞
札幌市内で開かれた学識経験者や自治体関係者でつくる調査検討委員会(委員長=志水一允(かずまさ)・元日大教授)で報告した。トウモロコシなど他の農産物などを原料にしたエタノールの取引価格は1リットル当たり70円前後だが、ヤナギから抽出するコストは人件費なども含め、同1070円となった。
これまでヤナギの栽培試験を行ってきた上川管内下川町と釧路管内白糠町では、ヤナギの活用方法の検討を続けるという。
北海道新聞