釧路沖で妨害の懸念も 南極海の捕鯨調査来季中止なら | くしろぐ

釧路沖で妨害の懸念も 南極海の捕鯨調査来季中止なら

反捕鯨団体「シー・シェパード」による妨害行為の激化を受け、農林水産省は18日、南極海での調査捕鯨を打ち切った。同省は調査船団の帰国後、来季以降も南極海での調査を実施するかどうかを検討する方針。調査継続を断念すれば、妨害の矛先が釧路沖の沿岸調査捕鯨に向かう懸念もあり、警備体制の強化が課題となりそうだ。

シー・シェパードは沿岸でイルカ漁を行う和歌山県太地町でも抗議活動を展開。アカデミー賞映画「ザ・コーヴ」で有名になった同町で活動してアピール度を高め、スポンサー企業から多額の資金を調達する狙いがあるとされる。調査捕鯨の中止で南極海という最大の舞台がなくなれば、新たな活動場所を探す可能性は大きい。

北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/273674.html