自然:雌阿寒岳で降灰調査訓練 冬は初 気象台が噴火想定し
雌阿寒岳の噴火を想定し、気象台職員が現地入りして降灰の状況を把握する「雌阿寒岳降灰調査訓練」が17日、釧路市阿寒町など雌阿寒岳周辺地域で行われた。一昨年秋に続き2度目で、積雪の伴う冬場の実施は初めて。
この日は、雌阿寒岳の南北に位置する釧路地方気象台と網走地方気象台から職員計8人が参加し、午前9時に両気象台を出発。三つのルートで雌阿寒岳に近づきながら、調査地点計32カ所で降灰の範囲や特徴▽携帯電話の通信可能範囲の確認▽火山灰の採取作業--などに当たった。
同市阿寒町阿寒湖温泉の阿寒湖畔トレーニングセンター前では、職員2人が火山灰を模した砂を雪面にまいた後、定規で雪の上に40センチ四方の調査範囲を区切り、状況の観察や写真撮影を実施。シャベルで表層の雪ごと灰を採取した後、「色・茶褐色、匂い・なし」などと携帯電話で気象台に報告していた。
18日には、地元自治体や防災機関でつくる「雌阿寒岳火山防災会議協議会」のメンバーが阿寒湖畔に集まり、灰の採取方法や調査事例などの打ち合わせ会を開く。【山田泰雄】
毎日新聞
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110217hog00m040005000c.html
この日は、雌阿寒岳の南北に位置する釧路地方気象台と網走地方気象台から職員計8人が参加し、午前9時に両気象台を出発。三つのルートで雌阿寒岳に近づきながら、調査地点計32カ所で降灰の範囲や特徴▽携帯電話の通信可能範囲の確認▽火山灰の採取作業--などに当たった。
同市阿寒町阿寒湖温泉の阿寒湖畔トレーニングセンター前では、職員2人が火山灰を模した砂を雪面にまいた後、定規で雪の上に40センチ四方の調査範囲を区切り、状況の観察や写真撮影を実施。シャベルで表層の雪ごと灰を採取した後、「色・茶褐色、匂い・なし」などと携帯電話で気象台に報告していた。
18日には、地元自治体や防災機関でつくる「雌阿寒岳火山防災会議協議会」のメンバーが阿寒湖畔に集まり、灰の採取方法や調査事例などの打ち合わせ会を開く。【山田泰雄】
毎日新聞
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20110217hog00m040005000c.html