世界一周のお話に戻ります😘
バルセロナを満喫した後
初めての寝台特急へ\(^o^)/💓
この寝台特急での出来事は
世界一周の中でも忘れられない出来事になりました\(//∇//)\❤︎
バルセロナからリスボンへは
だいたいマドリッドを経由するのが
基本的なコース💡
しかしなぜか私は
ミランダエブロ駅からの
寝台特急乗車を選択。
ミランダエブロ…
どこ?笑
ちょうど真ん中の★が
マドリッド。
★の右斜め上が
ミランダエブロ。
簡単に言うと
遠回り。笑
しかし
このなかなか人が選択しない旅程が
ある素晴らしい出会いに繋がるのです。
バルセロナからミランダエブロへの
電車内からの景色。
駅と駅の間が長い上に
ひたすら続くこの景色。
スペインの田舎の景色を
見ることができて嬉しい反面
どこへ行ってしまうのだろうと
不安にもなる。
流暢過ぎるスペイン語での
車内アナウンスと
ひたすらコロコロ変わる
到着地の名前表記。
大きいテレビには
スペインドラマ。
ミランダエブロミランダエブロミランダエブロミランダエブロ
ひたすら5時間くらい
安心できなかった。笑
ミランダエブロ駅へ到着。
夜の8時半でこの景色。
着いた時
あまりにもローカルすぎて
降りたことが不安で仕方なく
挙動不審に。笑
降りた残りの数名の老夫婦は
お迎えに来た老夫婦と
ハグしながら帰宅していく。
ぽつん。
なるほど。
ぽつん
って本当に
1人取り残された時の効果音だ。笑
左を見ても
後ろを見ても
右を見ても
誰もいない。
しかしここで奇跡が起きる。
寒いからとりあえず中へ。
切符売り場におじいちゃんがいた。
ブエナス○△□○△□〜
何もわからない。笑
でもすごい笑顔。
満面の笑みで3分ぐらい喋り続けるおじいちゃん。
そこへ顔をしかめたおばちゃんが出てくる。
👵(まぁまぁこんな田舎によく来たねあんた日本人だろ?めったい見ないよ日本人なんて ほら切符見せてごらん早く早く あぁいいんだよじいさんは喋らせておけば 若い子に会えて嬉しいんだよ そんなことよりあんた切符だよ切符)
完全に私の憶測だが(笑)
こんなようなことを話してる気がした。笑
※ここからは全て私の憶測ストーリーでお楽しみください(笑)
おばちゃんに切符を見せると
👵(あぁいいんだよ合ってるよあんたのホームはこっちだよ え?不安かい?連れてってあげるよ ほらここだよここ このホームにいればあっちから長〜い電車が来るよ わかったかい でも来る時は私が教えてやるから安心しなよ大丈夫大丈夫問題無いよ)
私👩グ、グラシアス グラシアス
するとおじいさんが切符売り場から出てきて
おじいさん👴
(本当に合ってるのかい 切符見せてごらん おお、この寝台特急ならこのホームで合ってるよ あっちから長〜い電車が来るよ 君の乗る車両は私の勘ではこの辺りだな この辺りで準備しておくといいぞ)
おばちゃん👵
(あんた車両の乗り場はそこじゃないよこっちだよ そこは違う電車だよ こっちの方が近いんだよ やだねぇ間違ってるよこの人 まぁ気にしないでこのじいさん世話焼きなんだよ)
おじいさん👴
(私の方がここにいるのは長いんだから私の方が合ってるに決まってる 何を言ってるんだ全く笑っちゃうな だろ?)
おばちゃん👵
(でたでた いつもこうなんだよ ヨーロピアンばかりが来るもんで日本人に親切にしたいんだ それに若い子が好きだからね)
おじいさん👴
(そりゃそうさ孫のようなものさ 彼女は旅人なんだから無事にリスボンに送り届けなくちゃ)
おばちゃん👵
(そりゃそうだ あんた寒くないのかい)
おじいさん👴
(ここにいたら風邪ひくぞ)
おばちゃん👵
(電車はまだだから中へお入り)
おじいさん👴
(荷物もってあげるからほれ)
そんな2人の夫婦漫才に見守られて
温かい駅内へ
本当に、誰もいなく
おじいさんの咳と
鳥の鳴き声しか聞こえない。
リスボンへの長距離列車の最終。
きっと2人もこれが最後の仕事なのかも。
10分前になんとなく
ホームに出てみる。
景色を見て、しみじみ。
田舎は本当に英語すら通じない。
自分の知らない世界で
生活している人々。
そんな
異国の田舎に1人でいる、私。
あぁ、旅してるんだな。
おじいさん👴
(これこれ電車はまだだよ寒いから中に入っておきなさい ほらほらこっちこっち)
おばちゃん👵
(不安かい?大丈夫だよちゃんと連れてってあげるから安心してこの椅子に座ってなさいほらほら ここへ手を当てて温めなさい)
本当に😂
言葉がわからないけど
ものすごい愛を感じる😂😂💕💕
5分前そわそわしていると
2人が出てきて
ホームに一緒に立って待ってくれる。
おじいさんとおばちゃんに挟まれた子供。
まるで親子の気分で😂
少し涙ぐむ。
グラシアスしか言えなくて
ひたすら2人にグラシアス。
何喋ってるかわからなかったけど
肩をポンポンたたいてきて
気をつけるんだよ
温かくするんだよ
無事に辿り着くんだよ
と何回も何回も言われてる気がした。
そこへ真っ黒な
いっけん恐ろしい列車が来ると(笑)
2人して
キタキタキタ!!!と大騒ぎ😂💕
3人で
車両の番号をしかめっ面に探していると
乗車口で身を乗り出す
車掌さんを発見!!
3人で
あそこだー!と猛ダッシュ!!
2人とも予想していた乗車口では無かったのです😂
寝台特急は一車両が長く
入り口も少ない為
車両間の移動が大変!
走って車掌さんに切符を見せると
すぐさま発車。
窓から
見えたのは
小走りで手を振りながら
列車を追いかけるおじいさんと
その後ろでジャンプしながら
手を振るおばちゃん。
思わず号泣。
そして号泣する私を見て笑いながら
車掌さんは部屋へ案内してくれました。
明日着く前に起こしにくるよと。
つたないスペイン語で
買ってある切符の到着駅ではなく
終点まで行きたいと伝えると
笑いながら
特別だよ❤︎とOKしてくれた車掌さん。
君はラッキーだね!と。
車掌さんまで優しいなんて。
愛に溢れた出会いでした。
初めての寝台特急に大興奮。
移り変わる景色と
ジェットコースターのように揺れるベッド。
忘れられない思い出です❤︎
車内からの朝焼け。
そしてついに!
リスボン到着!!!