記憶を辿ってみて 初めてシェイクスピアの作品に触れたのはヴェニスの商人


子供にも判る衝撃的なオチ


わかりやすい痛快エンタメ的な描かれかたをしていた子供の頃に読んだヴェニスの商人


私の中のシャイロックとポーシャ

なんだろなあ 偏見に満ちた刷り込みがあって 悪徳金貸しシャイロックと 賢い女性ポーシャ


草彅さんと綾野剛の嫁 佐久間由衣が演じるシャイロックとポーシャ


誰もが知ってるこの話をどんな演出してくれるのかな?

誰もが知ってるから難しいのかもしれない


シェイクスピアの作品の中でも夏の夜の夢 

 お気に召すまま あたりの円熟味を増した頃の作品


忍成修吾さんがアントーニオ

野村周平さんがバサーニオ   

忍成さんも野村さんも印象に残る俳優


忍成修吾 おしなりしゅうごと読むらしい

漢字名は忘れない人

私が観たい作品に出てる役者 

一癖二癖ある役柄を上手に演じる人

どんな役も引き受けるスタンスに尊敬する


野村周平 アミューズの王道歩んでいくのかと思ってたら 気骨ある独自路線で遠まわりして キャリア積んでて 気になる役者



ヴェニスの商人を知ってる方なら

このヴェニスの商人は 草彅さん演じるシャイロックではなく 忍成さん演じるアントーニオであること


シェイクスピアらしい緻密なストーリーをどんなふうに演出するのか 楽しみ


チケットが当たればの話ですが


演出の森さん 演劇集団円

元は文学座から飛び出した芥川比呂志他が 劇団雲を その雲から独立して 円

芥川比呂志 中村伸郎 仲谷昇 橋爪功

岸田今日子も 

別役実や谷川俊太郎が書き下ろした作品を上演してた


それが円の歴史でその円所属の森新太郎さんが演出するヴェニスの商人


死語といえる新劇が私の舞台を見つめる土台みたいなもんなので 気骨の塊のような舞台人が繋いてきた空気は また今までとは違う筈 ようこそ草彅さんというような気持ちです