碁盤切りが美しくて けれど白石監督らしくない

今までR指定つかない映画皆無だったので

碁盤切りは異質

でも随所に時代劇の 時代劇らしさ

というか過去の時代劇の名シーンや

珍しいお祭り?お祝い?のシーンも溢れ

草彅さんが 初耳学で カメラでなくキャメラが迫り 何時間も撮るシーン

アップが多いかったと身振り手振りで伝えてくれたけど

確かにこの映画の撮影大変


奥野瑛太さんがひたすら草彅さんのストーカーのように走るシーンばかりと言ってた意味も 後半二人の走るシーン多かった


でも こんなに太秦のプロに囲まれ 役者さんも上手で この撮影は楽しかっただろうな


友人が漏らした「時代劇も面白いなあ」

この一言を白石監督に聞かせたい


様々な技法が持ち入れられ

あの斜めになる瞬間

碁盤を斬る瞬間の格之進の目が仁王像から

くるちゃんの目に変身

あの表情は謎

謎は多いけど サイコパスが居ない

兵庫もサイコじゃない


そうなると やはり白石監督らしさも観たい

私かなりこじらせてる


Amazonプライムで 久しぶりに 凶悪

見てしまった

白石監督二本目の長編

実際にあった死刑囚から依頼され 本当の意味の主犯を暴いた話し

バイオレンスで残酷なシーンてんこ盛り


死刑にいたる病と被る 死刑囚との面会シーン

あれほど凝らずとも山田孝之は十分怖い

サイコパスなリリー・フランキー

やはりこの二人は特別やね

碁盤切りにはお呼びでない空気感のリリーフランキー

でも普通の役も出来る

凶悪

碁盤切りにうっとりした白石ファンにとっては中和されて 


ひとよくらいで締めたいけど ひとよの配信ないし


次回作11人の賊軍

山田孝之と仲野太賀のみ発表


ですが

草彅さんと阿部サダヲ目撃談あり


この映画笠原和夫の脚本が元で作られたとか

笠原和夫といえば

仁義なき戦い広島死闘篇

県警対組織暴力

二百三高地

226


めちゃしびれます

同じ幕末物で 笠原和夫脚本 監督黒木和雄の浪人街という映画

アナーキーな浪人の群像劇

素晴らしく面白かった 

この映画の悲劇は出演してる勝新太郎がパンツにヤクを隠したから

ケチがついてしまった

カツシン良いお芝居してたし確か遺作

黒木和雄の名作です


きっと白石監督も観ているはず


笠原和夫と黒木和雄 二人のかずおちゃん


そして黒ならず白の白石和彌が笠原脚本を原案に 11人の賊軍

キャスト発表が楽しみ