二回目のおいごばん

始まる1時間まえにチケット購入した時は

殆ど空席

凪待ち以来の独り占めかと 少しため息


そして入場したら なんと紅葉🍁オンパレード

全員私を含め六十代以上

しかも男性が八割

たぶん囲碁に精通した人たちかと


どこで碁盤斬り知ったのかインタビューしたいくらいの気持ち

カオスな空気

始まるまでの数分が長い


おじいちゃん寝ないでね

斜め前の小峠そっくりの頭に祈る私


こんなに観客に気を使う映画鑑賞初めてだ


碁盤斬りを観たことを話す相手いるのかな

この方たち 70年代80年代映画観てきたんだろうな


碁会所の映画ポスターとか 横で話す会話を聞いたとか


いやいやもう聞き取りにくい感じかな


なんか一人でおじいちゃんが行きたくなる映画碁盤斬り  エエなあ



注目ポイント 

格之進の家で 源兵衛がこれから一緒に碁を打って欲しいと申し出て

それからのラブラブで平和なひと時

夜の水辺から行灯のひかりに照らされた

格之進と源兵衛が碁を打つシーンから四季を追い 桜から風鈴 お盆 

格之進の清廉潔白な生き方に変えられていく源兵衛

けちべえと長屋の子供に囃し立てられた姿はもうない


源兵衛が格之進の住む長屋で酒肴を振る舞うひと時は 落語の人情話の世界


白石監督は夜のシーンを美しく撮り


中秋の名月を境に物語は色を変える


格之進の彦根でのシーン 16ミリで撮られてるので画質が異なり 東映時代劇を思い出し

この画質の違いは映画館で観ないと


あと吉原大門と橋  あの橋を歩いていくお絹

美しかった


おいごばん 観る度発見することがある


格之進の碁石を置く姿とか姿勢が綺麗


そして今回も左門 奥野瑛太さん

善良な人を演じることが少ないだけに

奥野さん自身ビックリなんでしょうが

格之進と左門のバディ 二人が走るシーン

好きですね

草彅さんと奥野さんの二人がと思うと萌え


前半國村さん

後半奥野さん 

なんて贅沢なキャスト


音尾さんの高砂 見どころです(笑)

ストーリーを知らないで見た方が 五十両音尾さん盗んだ説を一瞬浮かべた意見あり笑った


おそらくもう格之進は碁盤を斬って 囲碁を絶ったとみますが 

だとしたら最後の相手は柴田兵庫


本当に不条理なストーリー

だから白石監督