吉永小百合を一番美しく描ける人

深町幸男が監督した 長崎ぶらぶら節

深町幸男はNHKで数多くの名作を産んだ人

あ・うん

夢千代日記

花へんろ

シャツの店

父の詫び状


そして脚本は市川森一

日本を代表する脚本家の一人

ウルトラセブン

傷だらけの天使

寂しいのはお前だけじゃない



日活のスター 吉永小百合と渡哲也が共演する東映作品 長崎ぶらぶら節

深町監督はNHKでドラマ撮っていたので このコラボ 

とてもバランス良く良質な名画となっている


冒頭 後に判る女衒の男が連れてるまだ 少女と呼ばれるにも幼い女の子 長崎丸山遊郭に売られていく

吉永小百合扮する愛八の幼い頃


この物語は実話をもとに なかにし礼が直木賞をとった作品

なかにし礼の奥様はこの映画で渡哲也の奥さん役いしだあゆみの妹

そんな縁戚は関係なく この役柄はいしだあゆみには合ってると思う

幸せな役が似合わない人

あの北の国からで 五郎さんを裏切り結果的に純と蛍は五郎さんと富良野に行く原因作った女

だけど 悪女とは見えない

そこがいしだあゆみの魅力

横道


女の子が売られていく話には覚えがある

これも実話 サンダカン八番娼館 望郷

主演髙橋洋子

ラジオの ありがとう浜村淳ですで

浜村さんが

盛んにこの映画を誉め称えてあらすじ教えてくれたので 映画館へ

実在するからゆきさんの話で

山崎朋子の原作を熊井啓が監督脚本

音楽がゴジラの伊福部昭

もう一度観たい

髙橋洋子


八重子のハミングで 認知症役を素敵に演じる髙橋洋子を最近観た


サンダカンと長崎ぶらぶら節を観るのも良い


冒頭の女衒の男が魅力的で 女の子も心惹かれたように道行きの如く

でも売られていく先は遊郭

貧しい家に生まれたら 売り買いされる哀しい運命があった時代が本当にあった

女衒の優しさが哀しくて この映画の冒頭はこの映画全体を現してる


深町監督と市川脚本


そして吉永小百合以上に気品があるのが藤村志保さん

佇まいが素敵過ぎて

この人が出てるだけで 遊郭を高級料亭にしてしまうが

彼女も売り買いの片棒を


この映画は観る価値あり


吉永小百合が演じる愛八が唄う 長崎ぶらぶら節を聴くだけで 最高