ほつれるとは 糸が絡み合ったりすることを想像してしまうが

主役が門脇麦だし

テレビドラマの中には私が見たい門脇麦が居ないので

映画の門脇麦 それに共演 染谷将太 黒木華 

しかも短いし



共感出来る話かと言えば そうじゃないし オリラジ藤森に似た門脇演じる綿子の夫田村健太郎との会話が妙に引っ掛かり コントみたいで そこにリアリティーが込められ 門脇麦がほつれさせたままの心 上手く演じてるのと 画面がとにかく綺麗


最近の映画は本当に画面が綺麗



綿子が目の前で起きた出来事から 嘘を重ねなければならない状況になり


それでも崩れない綿子という女


ねちっこい旦那の 正論と思ってる言葉に言い返すのが ちょっと気持ちいい


ほつれさせたまま何十年も年を重ねると ほとんど綿子に近い感情で夫と過ごしている

不倫はしてないけど


息子とギクシャクして結婚式を欠席した父親古舘寛治もほつれたまま息子が愛犬と同じように交通事故で亡くなったり


ほぼ門脇麦と誰かのシーンの中で

染谷将太の妻と対峙するシーンのテーブルと椅子の高さ 絶妙

妻は後ろ姿のみ


美術とかロケハンが見事


家の空気感も


私は好き こういう映画


やはり門脇麦 黒木華 染谷将太は映画で見たい役者

勿論古舘寛二も


田村健太郎はブラッシュアップライフの妹の旦那役だったとか

難しい役と思う 綿子はどうしてこの男好きになったんだろう

とか

結局専業主婦で

旦那の稼ぎで好きにして

旦那も、好きなようにしてたから

こうなったのだろうけど


でもお金があろうが無かろうが

夫婦だからほつれる

心の内側を丁寧に描いた分 人間とは・・・・・・・・・