年老いた若大将のようなケーリーグラントとモナコ皇国へ嫁ぐ直前のグレース・ケリー

ヒッチコックらしくないラブコメ風なストーリーだけど カメラワークはヒッチコック

映像も趣味もいいなあ


猫と呼ばれる宝石泥棒ケーリーグラントが濡れ衣の事件で警察に追われ

バスに乗り込み 向かって右隣に座ってるのが

監督ヒッチコック

この人ウォーリーじゃないけど 自分の映画に一ヶ所映り込むという趣味

しかも左隣の老婦人は鳥かごを持ってる


そこで私の想像の翼は はーん グレース・ケリーが出る筈の 鳥という映画を思い出してしまう

鳥は美しい女性が鳥の大群に襲われる悪趣味極まるトラウマ映画

映画としては 凄い作品なのですが

ヒッチコック監督の美人を辛い目に会わす趣味は如何なものか?


まずケーリーグラントの年齢から考えても グレース・ケリーは可哀想

お爺ちゃんだよ

大河の頼朝大泉洋とガッキー思い出してしまった

勿論スケール全く違うし 比べたら駄目なことは知ってる


ケーリーグラントの歩く姿が 屋根をピョンピョンというわけにはいかない


グレース・ケリーの母親役でピッタリ


きっとモナコ王室に嫁入りして女優引退が悔しかったのね


兎に角全編 グレース・ケリーが美しいに尽きる

衣装も

ヒッチコック監督がどれだけ彼女にご執心だったかが判る貴重な映画