急速は事を破り
寧耐(ねいたい)は事を成す
西郷隆盛(さいごうたかもり)
【幕末から明治初期の政治家・軍人】
焦って判断したり、準備不足のまま動いたりすると、うまくいくどころか逆に失敗したり、取り返しがつかないことになったりするが、忍耐強く、心を落ち着けて丁寧に進めることで、やがて成果につながる。という意味です。
西郷隆盛は、明治維新と言う激動の時代を生き抜いた人物です。その中で、変化のスピードが速い時代だからこそ、「あえて落ち着いて行動することの大切さ」を自らの経験から学び、こういう言葉を残したのだと考えられます。
現代で言うと、仕事や勉強で「早く結果を出さなきゃ!」と思って焦ると、ミスが増えたり、逆効果になることがありますよね。この言葉は「焦るな」「急がば回れ」「忍耐と誠実な努力が成功への道」と言うメッセージを私たちに伝えてくれているのです。
今月も佳き月となりますよう、お祈り申し上げます。