悲願の冷房付きの役員巡察車導入が叶ったのも束の間、14代目運転盤への入線が難しい事態に直面して困惑する、架空の模型鉄道会社くさせんり鐵道工場長。
「こら、くさせんり。オラがさらに探して来た車両を購入手続きするニャン。今度こそリベンジだニャン」
はいはい、仰せの通りにいたしましょう。
購入手続きを済ませて、くさせんり会長の元へ届いたのはこちらの車両。
カトーさんのキハ20旧製品。
現行品とは足回りの構造が違うので、14代目運転盤の曲線区間に差しかかっても異音はせず。
但し曲線区間で一旦停止の後、再び出発する際にスムーズな発進が出来ないトラブルが度々起こるので、くさせんり会長による自己責任での車両メンテナンスを敢行します。
その結果、快調な走行ぶりを発揮するようになったキハ20旧製品。
「これで良し。たのしい鉄道模型、キハ20旧製品は冷房改造されたとの設定で、役員巡察車として14代目運転盤を走らせるニャン」
まさに、してやったりの表情ですね工場長。
「見たか!くさせんり。オラは賢い。やる気も鉄道屋のプライドもあるニャン」
我らの工場長がリベンジを果たしたことをお伝えして、今夜は失礼いたします。