13日はミュージカル「モダン•ミリー」の後に三越劇場に移動して、舞台「逃奔政走」18時の回を見ました。ハシゴなんて久し振りです。宝塚を見ていた頃は当然のようにしていましたが、最近は体力的に厳しくなって😅。でも今回は三連休だし、まぁ様(朝夏まなとさん)も出演した「生ドラ!東京は24時」がとっても面白かったので、その後日談である「逃奔政走」も見ることにしたのです。

 

 三越劇場は初めて行きました。デパートの中にあるので小ぢんまりとはしていましたが、床がふかふかの絨毯だったり二階席まであったりと豪華な雰囲気。余談ですが会場前にデパート内の喫茶店に入りましたがコーヒーが1,200円でびっくり😳。ちょっとだけマダムの気分を味わってきました。

 

 生ドラは主人公の小川すみれ(鈴木保奈美)が、政治の世界に誘われるところで終わっていましたが、舞台は県知事となった彼女が、県議会で追及を受けるところから始まりました。知事室の奥に豪華なシャワールームを作ったことが、税金の無駄遣いだとか贅沢だと批判を受けたのです。なんとか追及をかわし、県民の信頼を得たい彼女ですが、苦し紛れについた嘘や言い訳が、さらに嘘や波紋を呼び寄せてしまい・・・

 

 面白かったです😆。クリーンな政治を公約として当選した小川すみれが、シャワールームへの批判を何とかしようと秘書たちとバタバタするのですが、やることが全て裏目に出てどんどん深みにハマってしまいます。鈴木保奈美さんはじめ知事を追求する議員役の寺西拓人さん、秘書役の相島一之さん、大物議員役の佐藤B作さんなど芸達者な方たちの台詞の応酬が、演技が面白くて見入ってしまいました。

 

 何とか自分を守ろうとする知事と周りの人たち、知事を追求する人たち、そして自分の利益を得ようとする外の人たちの戦いが本当にありそうで笑えるやら心配になるやら。理想に燃えて知事になったはずなのに、3年前(かな?パンフレットを買ってないのでうろ覚えですが)に県庁に保育園を作るために便宜を図ってもらってしまってから、しがらみから抜け出せず良くないことと知りながら官製談合を続けてしまう・・・ 面白くて大笑いしたのですが、人間の弱さ限界も突き付けられたようで、悲しいような気持ちにもなったのでした。クリーンな政治を実現するには・・・という、知事の最後のメッセージが心に響きました。

 

 中心付近の役者さん以外の出演者もみんなお上手。舞台「SHINE SHOW!」にも出ていたアガリスクエンターテイメントの役者さんたちがたくさん出ていて、嬉しくなりました。警備員のオタクさんも、ヤケクソで歌った元彼さんも、情報通で代わりにインスタライブをやってあげた女性も。そして脚本の冨坂友さん、やっぱりすごい才能の持ち主です。

 

 鈴木保奈美さんは同世代なのに、休憩なし130分間喋りまくり動きまくって素晴らしかったです。3人の母親と思えないスタイルにも感心です。見習わなくちゃ。まぁ様も、未来にこんな役も演ってほしいなあ。この舞台も、前から2列目という良席に座ることができ(ホリプロステージさんありがとう!)、幸せでした。

 

 土曜日の「情熱大陸」でタイミング良くやっていた、鈴木保奈美さんの回も見ました。あんなに完璧なのに、初日前は緊張して眠れないとか、自信がないとかおっしゃっていて、すごい人でもそうなんだなあなんて親近感を覚えました。スタイルキープの秘訣は間食をしないことだとか。さすがです😅

 

 まぁ様も今日、観劇されたようで、同じものを見て楽しめて嬉しかったです。

 写真、いろいろ写り込んで見にくいですけど。