東京建物ブリリアホールに、まぁ様(朝夏まなとさん)のコンサート「MANA-TRIP」を見に行ってきました。5月4日(土)のマチネです。前回、去年の10月に行われてから半年でのスピード再演。今年上半期、まぁ様の舞台がなかったので(コンサートなどのゲスト出演はありましたが行かなかったので)、寂しかったのを払拭してくれました😆

 

 再演なので出演者や曲目は基本的には前回と一緒だったかと思いますが、とにかくキラキラと輝くまぁ様と、美声を響かせまくるみりおん(実咲凜音さん)と華妃まいあさん、相変わらずの美貌の伶美うららさん、男っぷりが上がった(?)愛ちゃん(愛月ひかるさん)と風馬翔さん、男女変幻自在な秋音光さんの7人のステージが、大好きだったあの頃の宙組を思い出させてくれ、まいあちゃんも言っていましたが時間旅行のようでした。

 

 まぁ様がトップ時代、とにかくまぁ様と宙組が大好きで、宝塚に東京にと忙しかったあの頃。まぁ様が退団してからは宝塚を見ることも減っていき、今はほとんど見ていないのですが。あの頃のときめきや高揚感が蘇りました。

 

 まぁ様の歴史を振り返りながらコンサートを見ていると、まぁ様は演目に恵まれていたなあと改めて思います。人生そのものを感じさせる「シェイクスピア」、名場面ばかりの「王家に捧ぐ歌」、言わずと知れた「エリザベート」、本当に面白いコメディーながら品もあり胸に迫る「王妃の館」、そして宝塚の美学の塊「神々の土地」。別箱公演も「TOP HAT」に「バレンシアの熱い花」などなど素敵なものが多く、演じ続け歌い続けて行って欲しい作品ばかりです。そして退団後のミュージカルも。

 

 どの場面、どの歌も本当に素敵で、まぁ様はゴージャスで華がすごい。男役の歌唱に痺れたと思うと、突き抜ける高音で驚かせてくれます。その中でも、やっぱりまぁ様アン王女がカッコいい愛ちゃんジョーとともに鈴のような声で歌う「ローマの休日」からの、ドキドキするような色っぽさのドラキュラ伯爵の流れが好きです。あとは、まいあちゃんの美声をバックに踊るまぁ様とうらら様の「バレンシアの熱い花」の場面。前回途中から裏に入っていたまいあちゃんが、最後まで舞台上に歌うようになったという変更は大成功だと思います😆。ダンスも素敵だけれどまいあちゃんの美声と声量がすご過ぎる。もっとミュージカルで活躍して欲しいなあ。

 

 退団してもうすぐ7年だとまぁ様も驚いていたけれど、それだけ年月が流れ、それぞれ忙しい毎日を過ごしているのに、あの頃のままの仲の良さを見せてくれる仲間たちに、まぁ様を中心にした温かい繋がりを感じます。舞台上の出演者、オケの方々、そして私たち観客ももう家族だと言ってくれましたが、その包み込むような温かさや一体感が、やっぱりまぁ様だなあと嬉しかったです😌

 

 15色に光るペンライトが同じ色で一斉に光る光景は美しかったですけど、私が劇場に着いた時には係の方が「今から列に並ぶと開演に間に合いません!」と叫んでいたので、残念ながら一緒に振ることができませんでした。ちょっとそれだけは残念😅。でも客席降りのまぁ様や翔くんを近くで見ることができたからいいかな。

 

 愛ちゃんとみりおん、自称「口から生まれた2人」のお喋りも相変わらず楽しく、「全く意味のないお喋り」に笑わせてもらいました。腕が長い方だと思っている愛ちゃんより、まぁ様の衣装の袖が10センチも長かった話も興味深かったです。

 

 あの頃の宙組は良かった、と思うとどうしても複雑な気持ちも湧き上がってきてしまいます。最後の曲、宙組が誕生した時のテーマソングである「未来へ」には、出演者たちの思いや願いが込められているような気がしました。私もいい方向へ向かうことを祈っています。

 

 充実した気持ちで外へ出たら、東京の暑さと人混みに圧倒されました😅。日傘を持って来たけれど、人が多過ぎてさすこともできない。人にぶつからず歩くことも難しいくらいの人出でした。東京で暮らしている皆さん、すごいです・・・

 

 明日は千秋楽(2日しかなくてもそう言うのかしら?)。行けませんけど、無事に、キャストやスタッフ、観客にとって最高の時間になりますように。