Netflixで配信されている韓国ドラマ「涙の女王」が最終回を迎えてしまいました。週末の楽しみだったのに残念。韓国ドラマらしい華やかさとドキドキを楽しませてもらいました😆。

 

 ペク•ヒョヌ(キム•スヒョン)は、チョン•ヘイン(キム•ジウォン)が勤務先クイーンズグループの令嬢と知らずに社内恋愛をし、ヘインに押されて結婚しました。当初はラブラブだった2人ですが、3年間の結婚生活で愛は冷め切り、ヒョヌは離婚を考えていました。ところがヘインが脳腫瘍で余命3ヶ月であると知らされ、離婚せずに遺産を手に入れようと考え直します。妻を心配する夫を装ううちに、再び心が通じ合っていきますが・・・

 

 序盤は財閥であるヘインの家族のヒョヌやヒョヌの家族に対する冷たさや、ヘインのヒョヌに対するこじらせた態度に共感できず、すごく面白いとは感じなかったのですが、ヒョヌがヘインへの愛がなくなっていなかったことを自覚する頃から面白くなり、2人を応援しながら熱心に見ていました。

 

 ヘインの大学の同期で、ヘインとクイーンズの横取りを企む悪役ウンソン(パク•ソンフン)とその母が酷いこと(いじめとかじゃなくて凶悪犯罪)をしまくったり、行き違いや誤解から結局主役2人が離婚することになってしまったり、ヘインの病気の治療法がなかなか見つからなかったりと、腹立たしかったり悲しかったりする展開も多く、ちょっと私にはハード過ぎるストーリーでしたが、とにかくヘインを守ろうとするヒョヌがカッコ良くてカッコ良くて😆。ヘインの窮地に駆け付けるところはもちろん、治療できる病院を探して奔走するところ、ヘインを心配して泣きまくるところに胸を掴まれました。

 

 キム•スヒョンの出演作は初めて見ました。私の中では「愛の不時着」で緑のジャージを着てカメオ出演した俳優というイメージだったのですが、優秀な弁護士でボクシングも強く、イケメンで一途、しかも泣き虫なヒョヌそのものでした。

 

 キム•ジウォンは「サム、マイウェイ」「太陽の末裔」から大好きな女優さんです。美しく、病気になっても強気で、なかなか素直な気持ちを言えないけれど実はピュアな心の持ち主ヘインにぴったりでした。

 

 記憶がなくなっても再びヒョヌを愛するヘインと、どんな状況でもヘインのそばにいるヒョヌの関係がロマンチックで(そして当然のように、幼少時や高校時代に運命の出会いをしている😅)、うっとりさせてもらいました。美男美女カップルでしたし。

 

 あの悪役親子の末路はちょっと残念だし、ヘインの母はヒョヌやヒョヌの家族に謝罪もせずになんとなく和解したけどケジメをつけて欲しかったなあと思ったし、引っ張って引っ張った割りに病気の結末はあっけなかったし、晩年を描いたラストシーンが意外だったし、思うことはいろいろありますけど、主役2人の魅力が大きくて素敵なドラマだったと思います。

 

 2人以外にも、気になる登場人物がたくさん。ヘインのおバカで弱虫な弟スチョルが、妻子を守るためになりふり構わず努力して強くなるところも良かったですし(『サム、マイウェイ』でキム•ジウォンのダメ彼氏だったクァク•ドンヨンは、イケメンなのになぜかこういう役が似合ってしまいます)、振り切った演技を披露してくれたヘインの叔母さんが、「愛の不時着」の北朝鮮アジュンマのヨンエさんだったのにも後で気付きました。彼らコメディーと人情担当の人物たちの効果も、ドラマの魅力に大きく貢献したなあと思います。

 

 そしてキム•スヒョンが素敵だということは良く分かりましたけど、パク•ソジュンファンとしてはこういう役をそろそろソジュンにも演じて欲しいなあと強く強く思ってしまいました。ソジュンはいったい何処にいて、何処に行こうとしているのかしら?

 

 ソジュンと言えば、大怪我をしたヒョヌがヘインを救いに行く場面で、「生きるために行く。ヘインがいなかったら生きていけない。」のようなことを言いますが、もちろん「梨泰院クラス」のセロイの台詞を思い出してしまいました。・・・ソジュン不足だからなあ😢