今の季節にぴったりの絵本です.今準備中の講演の仕事にも使えそう・・・。
こんな絵本を読む(見る)と、本当に心和みます。
『はながさいたら』カトリーナムーア文 メリッサ・イワイ 絵 よこやまかずえ訳 BL出版 2023年7月
表紙にうさぎと少女の絵。
緑の指を持つらしいエバは、庭に花の種をまきました。
「元気にそだちますように!」と、ギターを弾き、一緒に歌を歌ってくれたのは黒い肌のパパ。笑顔で見守る白人らしいママは一緒にかかしを作ってくれました。
野ウサギに食べられないように気をつけていたのに、せっかく、きれいな花がさいたのに、ついに野ウサギに荒らされてしまいます。
悲しみにくれるエバを慰めてくれたのは、「とくんとくん」とママのお腹に宿るいのちの音。
野ウサギの足跡をつけていったエバが見つけたのは?
花畑をやりなおし、みごとな花いっぱいになった花畑の場面が圧巻です。
その花で作った首飾りと、1本の花は誰に?
命の尊さ・人種を越えた家族のよさ・動物との共生・自然の美しさ・・いっぱい詰まっっています。