ポップコーンがはじける豪快な楽しさを絵本でも味わえる
『ポッポポーン』たまむらさちこ作 白泉社
(2020年第9回MOE創作絵本グランプリ賞受賞作)
の作者たまむらさんが文庫に見えました!
なんと、彼女のご両親の家が私の家の近くだった事が分かったのです。
親しい司書さんが彼女のご親戚になると言うことは、この絵本が発刊された時に伺っていましたが、まさか、ご両親がすぐ近くにお住まいだったとは・・
玉村さんは首都圏に住まわれていますが、たまたまご実家にいらした機会に寄って下ったのです。
『ポッポポーン』の絵本世界のように素敵な感性の方でした。初めてお会いしたのに、ポッポポーンとあちこちに楽しく話が弾みました。
そのことを文庫のお手伝いをしてくれている友人に話したら、
「今度、文庫でこの絵本を読んでから、ポップコーンを作ろうよ」ともりあがりました。
彼女から昨日送っていただいた本『「くうき」が僕らを呑みこむ前に」』(理論社)は、専修大学ジャーナリズム学科教授の山田健太氏の文に玉村さんがイラストを描いています。
小学中・高学年から、中高生、大人まで。楽しく分かりやすく民主主義の基本が学べます。「まさかの未来」にならないために。
「多数派が全て正しいのではなく少数派の意見も尊重しなければならないこと」「そのために対話があること」「流されないで自分の意見をしっかり持ち発信すること」
「空気や未来を決めるのは 声の大きい言い出しっぺではなく、周りにいる人の
はじめの反応と 黙っているたくさんの わたしたちだ」など、心に響く言葉が沢山ありました。
ちょっと立ち止まって考えてみたいことを伸びやかなシンプルなイラストを添えて伝えてくれています。
この本が刊行されたことを有りがたく思います!