高い視点で感じること
新社会人として働き始めた最初の会社には独特な雰囲気と思考、そして強烈なキャラクターの人が多かった。
特に僕の所属していた海外営業部には、今から考えたらツワモノぞろいだったような気がしてならない・・・。
その会社の先輩に言われた言葉で今でも忘れられず、そして実行していることがある。
ある時、飲み会で居酒屋に行った時。
そこは、靴を下駄箱に入れなければならない場所。僕は中段の30番台に靴を入れようとした。
その時。
その人は僕に言った。
「お前、分かってないなぁ。オレはいつでも一番上の段に靴を入れる。できれば、1番に入れるようにしとる。常に目線を高く、どんな時でも視線を高くしてるからな!」
「小さなことかもしれないが、そういうところでも高い目線でおらなあかんぞ!」
この言葉は、正直、ミドル級どころかヘビー級のカウンターストレートだった。頭と心にドカんとぶち込まれた。
それから7年が経ち、自分自身にも様々な経験と感情が積み上げられ、そして今は僕がそれを実行している。
そういうところで常に「高い視線」で感じる習慣をつけ、いやそういうことをキープしている。
で、最近、その「目線が高い」とか「高い視線」と言う言葉の意味を、やっと理解し始めた。
日々仕事に追われていると忘れがちだけれど、将来の自分を想像しながら「今」動くことは非常に大切。
要は先を見ると言う事。
ビジョンを持つと言う事。
先週、少し考えさせられることがあり、このことを改めて考えてみた。
やっぱり今の自分にはまだ「先を見た今」が不完全。
前を見ながら、足元じゃなくて、少し先を見ながら走る。
これ、実際は色々な意味で結構つらいこと。
足元ばかり見ていたら、それこそ先がない。
「高い目線で、遠くに目標を置き、先を見ながら何かを感じてみる。その感じたことを今に生かす。」
10月に入ったので、ちょっとこの辺で軌道修正に入るかぁ?!