くさまです。

 

横浜市営地下鉄グリーンラインの6両化車両が神戸の工場から都筑(川和基地)に到着しました。

 

9月に運行が開始される最初の6両化車両。

 

神戸から運ばれてきました(twitter  貨物ヒロさんより)

 

6両に対応するために、川和の車両基地も改修されました。

 

クレーン2台で車両を吊り上げ、軌道に乗せます。

 

無事、グリーンラインの軌道へ。

 

<平成23年 横浜市会決算特別委員会 交通局審査> 

※12年前、僕が当選した後の初めての決算委員会。

グリーンライン混雑解消について初めての問題提起


続きまして、地下鉄グリーンラインの乗車料収入確保及び増収対策についてお伺いさせていただきます。

 

20年3月に開業したグリーンラインでございますけれども、22年度で実質3年目となります。グリーンラインの22年度決算について、経常損益の前年度増減と主な要因についてお伺いさせていただきます。

 

◎二見交通局長 

経常損益でございますが、グリーンラインは35億4200万円の赤字でございますが、前年度と比較しますと、4億9200万円改善したところでございます。

 

要因でございますが、1日当たり乗車人員が、目標でございます10万4000人を達成したことによりまして、付随しまして乗車料収入が3億9300万円ほど増加したこと、あるいは減価償却費が1億5200万円減少したことなどによるものだと考えております。


◆草間委員 

1日当たりの乗車人員、また乗車料収入についても教えてください。


◎荒川高速鉄道本部長 

22年度の1日当たりの乗車人員は10万4089人、乗車料収入は約53億8200万円となっております。前年度との比較におきましては、乗車人員は1日当たり約1万1000人ふえ、12%の増加になり、乗車料収入は約3億9300万円ふえ、8%の増加となっております。


◆草間委員 

グリーンラインは増加傾向にあるということなのですけれども、このグリーンラインがある地域、私の地元の都筑もそうなのですけれども、これからも人口が増えることが予想されています。今後の乗車人員の計画といいますか、どのように見込んでいるのか、教えてください。


◎二見交通局長 

先ほども申し上げまして恐縮でございます。重なりますが、22年度におきまして1日当たり10万4000人の目標を達成できたことを踏まえまして、私どもは、25年度までに1日当たり12万3500人を新目標に設定いたしました。

 

今後につきましては、沿線の施設や商店街の皆様などと連携を十分に図りまして、いずれにしましても、乗車人員のさらなる増加に向けまして努力をしてまいりたいと思っています。


◆草間委員 

今、目標を12万人にするということをお聞きしましたけれども、これはあくまでも交通局の目標であって、実は私が言いたいのは、このグリーンラインは朝、とても混んでいるのです。

 

12万人を目標にしていただくのは結構なのですけれども、特に日吉本町から日吉に行くとき、乗れません。

 

それから、日吉からおりても階段が非常に混雑してしまって、僕も乗ったのですけれども、僕が汗かきというのもあって、今もすごい汗をかいているのですけれども、この汗以上の汗を、サウナに入ったような状態になってしまいました。

 

それで、今後この混雑状況が続いてしまうと、市民の皆さんからもかなり多くのクレームをもらってしまうことになると思うのですけれども、開業以降の混雑率の推移についてお伺いさせていただきます。


◎荒川高速鉄道本部長 

今、草間委員から御指摘のありました日吉本町駅から日吉駅間の朝のラッシュ時間帯の混雑率でございます。

 

混雑率とは100%がお客様が座席にお座りになられてつり革を持っている状況でございます。

 

20年度につきましては129%、21年度が154%、22年度が147%となってございます。


◆草間委員 

その数字等は事前にいただいていたので、147%ですか、約150%で確認してみたのですけれども、新聞を広げて楽に読めるというのが150%なのです。うそですね、これ。

 

新聞なんて全く広げて読めませんし、雑誌も読めませんし、本当にこれは横浜市での充実したライフを夢見ていた方が都築に来られてグリーンラインに乗って東京に行くとなると、朝の街頭をやっているのですけれども、朝の街頭のときでもかなり苦情をいただいています。

 

あの混雑率をぜひとも皆さん御認識いただいて、御検討いただきたいと思うのですけれども、今後、輸送力を増強するお考えはあるのかどうなのか、お伺いします。


◎二見交通局長 

委員御指摘いただきましたように、あのエリアは今後さらに人口増加等によりまして乗車人員がふえることが見込まれますので、グリーンラインの輸送力の増強は、私どもにとりまして重要な課題であるという認識は当然持ってございます。

 

ただ、莫大な設備投資等がかかる話でもございますので、今後、車両の増加など輸送力を増強していくことにつきましては、乗車人員の推移等を見きわめながら検討を進めていきたい、検討を進めていく必要があるという問題意識でございます。


◆草間委員 

検討を進めていく必要があるという、前向きなのか何なのかよくわからない答弁なのですけれども、(「局長に乗ってもらえばいい」と呼ぶ者あり)そうなのです、乗っていただきたいのですね。

 

本当に12万人の目標をただ市が設定しただけでは、これ以上は、やはり皆さん本当に怒ります。(「怒ってるよ」と呼ぶ者あり)怒っているのです。


それで、いろいろ意見交換させていただきました。もう車両はないそうですね。大江戸線と同じ車両を使っているみたいなのですけれども、横浜市にも余りがないということは、もうこれ以上、車両をあの時間帯に投入できない。

 

お聞きしたところでは、ダイヤもなかなか改善の余地がないというところなので、これはどうやって改善していくかというと、お金を使うしかなくなってくると思うのです。


グリーンラインの件につきましては、84歳でまだ元気でいらっしゃる元公団のニュータウンの所長がいらっしゃったのです。

 

この前、その方にお話を聞いて、実はグリーンラインというのは脱車社会を目指したシティループなのだと、夢のようなグリーンラインのお話をいただいて、僕はどれだけ小さい議論をしているのだと思って、政治家としての小ささに反省をしたのですけれども、(笑声、私語する者あり)グリーンラインはやはり夢があるのですね。

 

こういった夢に対して、ただただやはり交通局として、改善型公営企業として、お金を縮減していくというのはそうなのですけれども、10年後、20年後、あの傍聴している小学生が大人になる、これからおばあちゃんになるときに、どういったグリーンラインになるのかというのもぜひ御検討いただきながら、資金調達についてもぜひとも御検討いただいて、前に進んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。


<平成24年 横浜市会予算特別委員会 交通局審査>

※交通局長、副市長がグリーンラインに体験乗車 2編成増強
 

続きまして、グリーンラインの輸送力増強についてお伺いさせていただきます。
 

昨年の決算特別委員会でも、込んでいるグリーンラインの問題につきまして私は触れさせていただきました。

 

混んでいない、数字ではそうだったのですけれども、グリーンラインはさっきおっしゃったよう開業以来4年を経過しまして、この間、1日当たりの乗車人数も伸び続けているのです。利用者として私は実感しています。

 

昨年の決算特別委員会では、朝ラッシュ時の混雑率を伺いましたけれども、そのときも両手で広げて新聞を見られる数字が出てきたのです。それから、局長、実際に朝のグリーンラインに乗っていただいたと聞いております。朝のグリーンラインに乗っていただいてどうでしたか。


◎二見交通局長 

私も昨年10月でございましたが、現地に、朝のラッシュ時、一番混雑している時間帯に大場副市長に御一緒させていただきました。センター北駅から日吉駅まで、駅構内から列車の状況をつぶさに見てまいりました。

 

委員御指摘のとおり、グリーンライン、一つは車両が小さいこともございます。

 

あるいは、中でも私どもの日吉本町駅から日吉駅まで、1駅なのですが、この1駅間が極めて混雑が激しく、特に日吉駅のエスカレーターや階段付近に当たる車両、具体的には4両編成のうちの1両目と4両目、先頭車両と一番最後の車両なのですが、ここにお客様が集中されまして、非常に混雑が厳しいという状況は実感として感じてまいりました。


◆草間委員 

同じく副市長、いかがでございますでしょうか。


◎大場副市長 

草間委員から質問を受けて、私も現場をとにかく見てみようと思って行かせていただいて、今局長が申し上げたこと以外で言えば、やはりどちらかといったら、グリーンラインの駅よりも東急側の駅の構造的な問題で、日吉発の車両が多いので、やはりそこへ率先して駆け上がっていって、始発電車に座るために並ぶということで、日吉駅の東急側のホームの上が非常にいっぱいである。そういうことで、これは交通局だけの問題ではないと思ったので、都市整備局にもやはり大きな課題であることは伝えて、検討はするように伝えてございます。


◆草間委員 

都市整備局との関係は非常に重要だと思っていまして、これからどんどんふえていく中で、例えば沿線の中で川和町駅周辺また東山田駅周辺は都市整備局の計画に思い切り乗っているのです。

 

交通局の予算案ではグリーンラインの乗車人数を、平成22年度決算時の1日当たり10万4000人から25年度の乗車人員目標として12万3500人と約2万人増加することとしているのですけれども、正直乗っていただいた今のグリーンラインの状況であと2万人増えたとしたら、たまったものではないのです。

 

そうした中、今回、グリーンラインの車両輸送力増強策として、23億円使って2編成ふやすとあるのですけれども、この2編成増加で具体的に輸送力がどの程度ふえる見込みなのか、お伺いします。


◎荒川高速鉄道本部長 

現在、朝のラッシュ時間帯につきましては、全線におきまして1時間当たり16本運行しておりますが、2編成ふやすことによりまして18本の運行が可能となります。これによりまして、現行3分50秒間隔で運行しているところを30秒短縮しまして3分20秒間隔での運行が可能となり、輸送力は13%増加いたします。


◆草間委員 

その13%アップで2万人をカバーできるのかちょっと不安なのですけれども、この増強に向けた今後のスケジュールはどうなっているのか、お伺いいたします。


◎荒川高速鉄道本部長 

今後、増強する2編成の車両につきましては、予算議決をいただいた後に手続を進め、24年夏ごろに契約を行いまして、25年度末までには運行を開始する予定でございます。


◆草間委員 

それまで約2年間ぐらいあると思うのですけれども、編成がふえるまでの2年間の対策、今の対策はどういったものがあるのか、お伺いいたします。


◎二見交通局長 

現在でも既に混雑が激しい状況であることは私も十分に認識をしているところでございます。

 

何とかお客様の御理解と御協力をちょうだいしまして、私も見てまいりましたが、まず比較的すいている中間車両、2両目、3両目にいかに御誘導申し上げるか。

 

あるいは同時に車両の中ほどにお詰めいただけるような案内の徹底、またこれは可能であればの話でございますが、超ピーク時は30分から40分程度でございますので、超ピーク時の混雑時間帯を避けて御利用いただくような呼びかけ等、混雑緩和策を工夫して、粘り強く継続的に実施してまいりたいと考えております。


 また、先ほど副市長から御答弁申し上げたのですが、日吉駅の乗りかえの混雑緩和策として、東急東横線の10両編成化も予定されておると聞いております。私としましては、スムーズな乗りかえにつきまして東急電鉄にも強く協力を求めてまいりたいと考えております。


◆草間委員 

ぜひトップとしてよろしくお願いしたいと思います。

 

先ほど、都市整備局のものとかぶるのですけれども、これはここが肝だと思うのです。交通局が2年間で2万人ふえるということなのですけれども、では実際のところ交通局としてグリーンライン沿線の人口はどれぐらいふえると予測しているのか、お伺いいたします。


◎加賀副局長兼総務部長 

本市の人口推計に基づきグリーンラインの沿線区、都筑区、港北区、緑区の生産年齢人口は、中期経営計画期間中の26年度までに1%、約5400人程度増加するものと見込んでおります。


 なお、グリーンライン沿線区の生産年齢人口はその後も増加を続け、平成40年度には23年度に比べて9%、約4万5000人程度増加する推計となっています。


◆草間委員 

今後増え続けるということなのです。これは1999年の朝日新聞の記事なのですけれども、(資料を提示)同じ都筑区の嶋村委員からいただいてまいりまして、ここでは、外れた市の人口予測、算出数の公開拒む交通局と辛口で書いてあるのです。

 

これは、要は3号線の新横浜-あざみ野間のときの記事なのですけれども、そのときに、人口予測の算出根拠を明らかにする関係文書は探したが見つからなかったと交通局計画課の方がお答えになっているのです。こういうことがツケになって回り回って私たちの代に来ているわけだと思うのです。


 ですので、こういう人口予測をしっかり今のうちからやっていただいて、今後のグリーンラインがどうなっていくのか考えていただきたいのですけれども、今後さらに輸送力を増強する考えはあるのか。財政難であるのはもちろんわかっておりますけれども、伺います。


◎二見交通局長 

まずは、今回の2編成の車両の投入によります効果と乗車人員の推移を見させていただきたいと思います。その結果、それでもお客様の増加が見込まれまして混雑が解消されない場合には、さらなる編成数の増強、あるいは1編成当たりの車両数を現行の4両から増加をする等々含めまして、検討を進めてまいります。


◆草間委員 

グリーンラインの過密状況は、私も戸塚に住んでいるときは全くわからなかったのですけれども、ただグリーンラインがこれだけ混んでいるとやはりマイナスに、ネガティブになっていくことは確かだと思います。

 

今後やはり人口流入率が非常に高い地域であるがゆえに、もしグリーンラインがネガティブだとそれが逃げていってしまう可能性もあります。これは横浜市にとっても生命線だと思いますので、ぜひ長期的な視点から今後も検討いただきますようよろしくお願いいたします。

 

<平成29年 予算特別委員会交通局審査>

※2編成増強後の6両化への議論

次はグリーンラインの混雑緩和です。

先日の質問の中でも私と同じ都筑区の斎藤真二先生がこれを取り上げていただいたのですけれども、このグリーンラインの混雑緩和は非常に大きな問題なのです。

私も都筑区に引っ越すまではグリーンラインなんて乗ったこともなかったし、センター北ってどこという感じだったのですけれども、乗ってみるとすごいのです。

これはいろいろな先輩方に聞くと、当時建設コストを削減すると、ボルトの一つまで多分こだわって500億円削減したということで、500億円削減して、当時の世論的にはオーケーだったと思うのですけれども、その結果、今取り返しのつかないことになっておりまして、かなり混んでしまっているのです。

やはり政治が難しいところがあるのです。当時はそれでオーケーでも、将来どうなっていくのかちゃんと見通さないと、やはりこれは非常に難しい問題だと思っております。私も議会では何回も質問させていただいているのですけれども、3年前の平成26年に2編成増強してダイヤ改正を行っていただいております。その平成26年のダイヤ改正による効果について伺います。

◎加賀交通局長 
平成26年3月のダイヤ改正では、新造車両2編成を投入し、主に朝ラッシュ時間帯の混雑緩和を図りました。朝7時台から8時台後半までの運転間隔を3分50秒から3分20秒に短縮したものでございます。ダイヤ改正の効果ですが、最も混雑する日吉本町駅から日吉駅の1時間当たりの混雑率は、ダイヤ改正前の171%から改正後は153%に改善することができました。

◆草間委員 
数字ではよくわからないのですけれども、一定の効果はあったと私も理解しております。なのですが、ダイヤ改正した後も着実にこの緑区、都筑区、港北区の人口はふえ続けておりまして、このダイヤ改正以降の乗車人員の推移について、これは高速鉄道本部長に伺います。

◎大西高速鉄道本部長 
ダイヤ改正後の平成26年度につきましては、1日当たり12万9000人、平成27年度は13万6000人となっております。約5%増加しております。なお、今年度も引き続き増加している状況にございます。

◆草間委員 
大体1万人弱ぐらいずつどんどんふえていっているということなので、これに加えて、実は都筑区なのですけれども、都市整備局が中心になって、川和町駅周辺、東山田駅周辺のまちづくりの検討を行っております。

特に川和町駅の周辺では西地区が土地区画整理組合の準備組織が設立され、協議がかなり加速化しておりまして、都市整備局に聞くと、早ければ、あと二、三年後には建物がもう建ち始めますということなのです。

これは自然増に加えてこういったまちづくりの経過で人口がふえてくると、経営的には大歓迎なのですけれども、乗っているほうはぞっとしてしまうのです。これ以上ふえるのかということでございまして、川和町駅周辺の区画整理事業と今後の開発に対する認識について局長に伺います。

◎加賀交通局長 
今御指摘のとおり、現在、川和町駅周辺の土地区画整理事業の準備が進められております。この区画整理事業を含め、沿線のマンションや商業施設の立地など、グリーンラインの乗車人員は当分の間は年々増加していくものと予測しております。

◆草間委員 
その認識があってしっかり検討いただきたいのですけれども、これは今でも混んでいるのに、やはりこれ以上混み出すと大変なことなのです。

 実は私ごとなのですけれども、先月入籍をいたしまして、結婚させていただいたのです。(拍手)どうもありがとうございます。済みません。それはどうでもいい。重要なことは、私の奥さんが働いておりまして、グリーンラインに乗って東京に行っているのです。昨日もいらいらして帰ってきたのです。(笑声)

要は、朝も夜も混んでいて、これはどうしようもないと。いらいらいらいらしていて、これは本当に、私の周りの人たちも本当に引っ越してしまう人が出てきてしまうのです。もちろんグリーンラインに乗って通勤できればいいのですけれども、みんなグリーンラインに乗って、東横線か何かに乗って通勤されていますから、混んでいる電車に乗るのにまた混んでいると、これはもう東京に住もうかなという話になってしまうので、これは横浜の北部地域にとっては大変重要な深刻な問題だと本当に考えております。

将来の沿線人口の増加を見据えて、やはり6両編成の検討を進めていくべきだと思うのですけれども、局長の考えを伺います。

◎加賀交通局長 
グリーンラインの混雑緩和対策については、運転間隔の短縮、6両編成化などさまざまな角度から検討しております。

6両編成化は非常に有効な方策なのですが、多額の投資が必要なことから経営に与える影響が大きいため、さらに車両の運用方法、またコストの検証なども含め早期に方針を決定していきたいと考えております。

◆草間委員
これはぜひ教訓としていただきたいのです。やはり500億円削減することは当時としてはよかったのです。多分誰も反対しなかったと思います。なのだけれども、した結果、こういうふうになってしまっているのです。

だから、いつかはお金がかかってしまうということですから、今回ブルーラインの延伸もそういったことを捉えてしっかりやっていただきたいし、グリーンラインは本当に横浜北部、都筑区も人口は今増加率が鈍化しているのです。

かなり鈍化してしまっていて、先月初めて、くいのマンションの問題もあったのですけれども、前年同月比の人口が初めてマイナスになりました。これはかなり深刻な問題ですから、しっかりと人口を稼いでいくためにもグリーンラインの増強をよろしくお願いしたいと思います。

 

<平成30年 予算特別委員会 交通局審査>

※6両化が決定!

グリーンライン10周年と混雑緩和についてでございます。

ようやく6両編成化を決めていただいて、本当にうれしく思っています。

議員に当選して最初の決算委員会でこれを議論させていただいて、当時の二見交通局長、加賀さんが副局長だったと思うのですけれども、それから大場副市長に混んでいるグリーンラインに乗っていただきまして実感をいただきました。

グリーンラインは北部3区にしか走っていませんから、残りの横浜市15区の人からしてみれば、議会においても何でこんなにグリーンラインに金をかけるのかと、私は自由民主党の中でもよく怒られました。なのですけれども、これは非常に重要な議論だと私は思っております。

今回、グリーンライン10周年を迎えまして、横浜市立図書館のレファレンスにもお願いしてかなり膨大な資料を私はいただきまして、グリーンラインの議論をしたときに先輩方は一体何を議論していたのかを調べましたら、何とグリーンラインの最初の質問は菅議員だったのです。たしか平成6年か平成8年です。

これはちょっと違いますけれども。私は議事録を拝見させていただきましたけれども、当時横浜市会議員だった菅議員がこの路線に対する期待を議会で質問するなど、かなり歴史がある議論を皆さん、先輩方はされているのだと思います。

そこでまず、グリーンライン開業10周年を迎えての所感を局長に伺います。

◎城交通局長 
グリーンラインの開業当時は、私も部長として交通局に在籍しておりました。

開業当初はなかなかお客様の定着も進まず、決して順風満帆とは言えないスタートだったと記憶しております。

しかしながら、沿線地域の皆様にも御協力をいただきながら、需要喚起のための取り組みに汗をかいてまいりました。

開業から10年が経過をする中で、現在ではおかげさまで多くのお客様に地域の足として御利用いただけるようになり、大変感謝をしているところでございます。これからも、人とまちと暮らしをつなぎ、お客様に信頼され、選ばれるグリーンラインを目指してまいります。

◆草間委員 
実は委員長の議事録も拝見させていただきまして、当時からさまざまな議論をされているのだなと思いましたけれども、5周年の際のセンター南駅におけるイベントを私も覚えておりますけれども、先日の市長定例会見でもこの10周年イベントに関することをお話しされておりました。

そこで、10周年事業について交通局長に伺います。

◎城交通局長 
開業10周年にちなみまして10の記念のイベントを実施する予定でございます。具体的には、既に運行を開始しておりますかつての横浜の市電をモチーフにした装飾列車、また、今月の24日には川和車両基地で、25日にはセンター南駅で沿線のお子様を中心とした体験イベントなどを予定しております。記念事業を通じまして地域の皆様に開業10周年の感謝をお伝えしたい、さらに、より一層グリーンラインに親しんでいただきたいと考えております。

◆草間委員 
きょうも地下鉄に乗ってきましたら広告にがんがん載っていましたけれども、ぜひ多くの市民の皆さんが来てくれるよう本当に期待をしているところであります。

もう一回6両編成化に話を戻したいのですけれども、さっきのレファレンスの中で、いろいろ私も議論を拝見させていただく中では、これはそもそも、事業開始当初は6両編成だったのです。

6両編成でいろいろ議論をしていて、議会の議事録とかを見させていただくと、平成12年ぐらいから平成10年代の前半ぐらいまでは6両編成だったと思うのですけれども、がらっと4両編成に変わった経緯があると思います。

この委員会の中でも当時議論されていた委員が多いと思うのですけれども、そこで、6両編成の予定を4両編成に変更した理由を交通局長に伺います。

◎城交通局長 
平成15年に出された横浜市営地下鉄事業のあり方に関する答申で、当時の厳しい経営状況においてグリーンラインの建設事業を継続するための条件として、免許取得時の事業計画費3000億円から建設費500億円を削減するとした徹底したコストダウンが求められました。

この500億円削減に向けた事業の見直しを実施する中で6両編成の予定から4両編成で運行する判断に至ったものでございます。

◆草間委員 
私も自由民主党に入ってから先輩方に教わったのですけれども、500億円を削減する結果、車両が6両から4両になって、かつ車両は大江戸線と同じになって、当時の方に聞いたら、ねじ1本に至るまでけちったというようなことがありまして、政治の難しいところは、そのときのテレビとかを見させていただいたのですけれども、当時は世論もそれを支持していました。

行政改革に反対するという人を私は見たことがないのですけれども、行政改革の一環として削減した結果、今、この時代になったら、抜本的な混雑解消対策が非常に難しくなったと。

今回、やはり4両から6両に戻さなくてはいけないということになりまして、政治の難しさを私はグリーンラインを通じて非常に感じました。なので、議事録としてしっかり残るものですから、未来に責任ある議論を私もしなくてはいけないと思ったのですけれども、今回、4両編成から6両編成化を進めると判断した理由について交通局長に伺います。

◎城交通局長 
従前から、混雑緩和の抜本的な対策として6両編成化は有効であるという認識はありましたけれども、一方で多額な投資が必要となる、この投資の経営への影響を見きわめる必要がありました。

今回、事業費を精査いたしまして、総額131億円という事業費を見込んでおります。

この事業費については、長期的な収支見通しからも投資が可能であると判断いたしました。

また、朝ラッシュ時の慢性化した混雑状態の緩和に向け、需要に見合った輸送力を提供していくことが、安全の確保、あるいは定時性の確保、お客様の通勤通学の負担軽減につながる。これは収入の維持拡大にも大事な前提となると。したがいまして、6両編成化を判断したものでございます。


◆草間委員 
おっしゃるとおりだと思っていまして、今後、実は、もう御案内のとおり、川和町駅周辺で区画整理事業が入って、1年半後ぐらいにはマンションが建ち始めるだろうと言われております。

その後に、また東山田もまちづくりがスタートするだろうと言われておりまして、そういったことを考えますと、自然増で1年間7000人ぐらいずつふえていますから、これで川和町と東山田でどんともっと入ってきたら、これはちょっとあの電車だともたないなという感じがしていまして、これは非常に重要な一手だと私は思っております。

早期の6両編成化をしたほうがいいと私は思うのですけれども、今後のスケジュールについて交通局長に伺います。

◎城交通局長 
今後、車両の増備、駅ホームの6両対応化や車両基地改良などに着手していきます。

平成30年度については、駅や車両基地等に関する基本設計を予定しております。車両の増備は平成34年度からということになりまして、平成36年度までに全17編成中10編成の6両編成化を実施する予定でございます。

◆草間委員 
今回の6両編成化の決定は予算でしっかり議決しなくてはいけないと思っているのですけれども、議決した後はしっかりとPRしていく必要があると思っています。何でかと言うと、都筑区の場合なのですけれども、この前の日経新聞にも、また、きのうの予算関連質疑の梶村議員の質問にも20代、30代の人口流出という話がありました。

実は、横浜市の北部、特に都筑区はかなり流出しているところでありまして、私が地域の皆さんから聞く限り、特にこの若い層、新住民の方々は、東横線とか混んでいる電車に乗るためにまた混んでいるグリーンラインに乗りたくないという方が非常に多くて、これは抜本的には厳しいかもしれないのですけれども、努力をしているということをしっかりと見せていく必要があると思っております。

そこで、3月に1編成追加すると聞いておりますけれども、この6両編成化を含めて混雑緩和をするといったPRが非常に重要だと思いますけれども、これも局長の考えを伺います。

◎城交通局長 
6両編成化については、この予算をお認めいただけましたら、今後、時期を見ながら、沿線地域の皆様を初め、広く周知を図っていきたいと考えています。

また、3月17日にダイヤ改正を予定しておりまして、朝ラッシュ時の時間帯別、号車別の混雑状況がわかるポスターを掲出いたしまして、オフピークの通勤通学及び分散乗車をお願いしていくなど、混雑緩和に向けたPRも実施して、より利用しやすいグリーンラインを目指してまいりたいと思います。

◆草間委員 
これはぜひともネットとかに載せていただいて拡散していただきたいのです。

というのも、都筑区の場合は、転入してくる方が結構関西圏から多くいらっしゃいます。

 

その関西圏の方々が引っ越し先を考えるときに、今来ている方々からいろいろ話を聞くと、グリーンラインは嫌だよという話になっては元も子もないので、こういうことを努力していますということを、1年、2年、3年先に引っ越してくる皆さんのためにもしっかりとPRしていただきたいと思いますので、これはぜひウエブ上でもやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。