くさまです。
5年前の3月30日、
グリーンライン(市営地下鉄4号線)は、日吉駅 - 中山駅間、営業距離13.0kmで開業しました。
今日はその5周年。
センター南駅では、沿線の5歳の子供の中から1日駅長を選び、就任式を行いました!
冒頭の局長の挨拶では、直近の1日平均乗車数が11万人を超え
7万人だった5年前から、4万人も増えたそうです。
議会で取り上げた混雑緩和対策 、先日無事議会を通りましたので
23億円をかけて2編成増やし、朝のラッシュ時の時間間隔を30秒減らします。
来年4月のダイヤ改正までもう少々お待ちいただくのと、
今後グリーンライン沿線では東山田や川和駅周辺の開発が進むことが予想されますので
6両化も本気で議論しなければならないと考えています。
さて、1日駅長は本当にカワイくて、
安全確認や構内巡回など、駅員に交じって体験していました。
センター南は、今日グリーンライン一色でした。
若いグリーンラインはまだ31億円の経常赤字ですが
乗車料収入は毎年3億円弱増えています。
沿線人口が増えることを考えれば、まさに横浜の生命線です。
グリーンラインの収支について、議会でも昨年10月に議論しました↓
◆(草間委員)
続いて、地下鉄事業、特に今年開業5周年を迎えるグリーンラインについて、私は地元ですので非常に気になることなのですけれども、ブルーラインとグリーンラインを合わせた地下鉄事業全体では、30億円の純利益となって大幅な黒字となっているのですね。
では、まず黒字だったら10円でも地下鉄が安くならないのか、それについてはいかがでしょうか?
◎(二見交通局長)
御質問に御答弁申し上げます。地下鉄事業でございます。これまでの経営改革などの結果、おかげさまで地下鉄事業は単年度では黒字を計上できるようになりましたが、建設時の多額な投資等によりまして、先ほど来申し上げていますように、現在約2400億円の累積欠損金、企業債が4500億円を超える残高でございます。
また、開業40年になりますが、ブルーラインの施設改修を見込んでいく、これから見込む、そういった必要も当然ございます
こうしたことから、私どもでは今後ともお客様に安心かつ快適に御乗車いただけますよう、ハード面、ソフト面、両面のサービス向上を推進してまいりたいと決意しておりますが、正規運賃に関しましては、まことに申しわけないのですが、当面引き下げる環境にはないと考えてございます。
◆(草間委員)
さっきの累積欠損金、退職給付引当金が200億円ということがありました。
これが乗っかると、また累積欠損金が伸びるのではないかとすごく気になっているのですけれども、地下鉄を安くできない理由の累積欠損金はいつぐらいまでに解消されるのか、御答弁いただければと思います。
◎(二見交通局長)
たしかこの春の予算特別委員会局別審査で、草間委員から同種の御質問をちょうだいいたしまして、私は約30年と御答弁申し上げた記憶がございます。
地下鉄収支に関しましては、おかげさまでグリーンラインの乗車料収入は非常に増加していくことですとか順調なのですが、それですとか、減価償却費や支払い利息が減少すること、こういった追い風もございます。
正直これは非常にいい追い風でございますが、しかしながら、先ほど来申し上げております退職給付引当金計上の影響等によりまして、累積欠損金の解消が残念ながら前倒しには至りませんで、春に御答弁申し上げたのと同様でございますが、約30年、平成57年ごろになる、現在の見込みはそういうところでございます。
1年でも早く解消できるように経営改革を進めてまいりたいと思っております。
◆(草間委員)
私の地元のグリーンラインなのですけれども、駅前に立っていますと非常に人が多くなっている、都筑区の人口も多くなっていますし、沿線の人口も多くなっているので多くなっていると思うのですが、平成23年度のグリーンラインの収支は前年度に比べてどうなったのか、お伺いします。
◎(加賀副局長兼総務部長)
グリーンラインは31億9600万円の経常赤字となっておりますが、乗車人員が前年度に比べて5.3%ふえ、乗車料収入が2億6300万円増加したこと、また、支出面では減価償却費や支払い利息が大きく減少したことなどから、前年度に比べて損益は3億4600万円改善しております。
◆(草間委員)
人口減の横浜市において、グリーンライン沿線は都筑区の場合だと2055年まで人口がふえ続けるという統計も出ておりますので、ぜひともグリーンラインを生命線としてこれからも考えていただいて、収支をこれからも改めていただければと思います。