何回か記事に載せているように今年はデンドロビュームの植え替えにベラボン(ヤシの実チップ)を単独使用しています。
先日のミニ胡蝶蘭の植え替えにもベラボンを使いましたが、その後で胡蝶蘭とベラボンの相性が気になって検索してみました。
するとベラボンとバークの両方を試した人の記事が見つかりましたが、両方とも枯れてしまったとのことでした。
植え替え後に水やりをしたのが原因らしいと書かれていましたが、それが原因ではないと思います。
私もベラボンを湿った状態で使いましたが、この様に急に葉が弱ることは有りません。
それと、この方は乾き易いベラボンに素焼き鉢を使っていますから、この原因は別としてむしろ乾きすぎを心配するべきだと思います。
バークで植えた方には、新しいバルブが生まれたとのことです。
枯れた胡蝶蘭に新しいバルブが生まれるなんて初めて知りました。
植物の生命力には感心しますね。
普通の人なら枯れた時点で棄ててしまうと思いますが、愛情を持って育てている人だからこそ、この感激を得られたのだと思います。
それは別として、私はミディー胡蝶蘭も気になったので植え替えてみました。
やはり根が十分に張ってなかったので、元の鉢を割る必要もなく簡単に抜けました。
ヤドカリの飼育に使っていた「珊瑚砂」を何回も丁寧に洗いましたが、市販の「洋らんの土」に混ぜたのが良くなかったのでしょうか?
そうだとすると他のデンドロビュームも心配になりますが問題は無いようです。
植え替えた鉢は深かったので、軽石を鉢底に多めに入れて浅くしました。
直径にも余裕が有るので、周りをベラボンで埋める作業もやり易く、少ない根を傷めることも少なかったと思います。
しかし、この鉢にしっかりと根を張るのは何年先になることでしょう。
無理をして花を咲かせるよりも、株の充実に力を注いでくれることを願っています。
植え替えて2週間ほどは水やりを控えると言われますから、この時期に植え替えをした私は、先日のデンドロやミニ胡蝶蘭と一緒にリビングの出窓に置いています。
梅雨明けでエアコンを使わざるを得ない環境ですから、鉢の中も乾きやすくなるのは当然だと思います。
素焼きや駄温鉢などは軽いですから、乾き具合は手で持った重さで或る程度分かりますが、この鉢は重すぎて分かるものではありません。
陶器鉢とベラボンの組み合わせという初めての体験が、数年後に良い結果を見せてくれることを願っています。
ここまでは私の考えで行ったことですが、とんでもない事態が勃発しました。
義姉の孫の勤め先や知り合いが、頂きものや購入した胡蝶蘭の花が終わると花屋さんに返していたと言うので、義姉は立派な鉢が欲しいからと引き取ったらしいのです。
妻に言わせると株も鉢も再利用できるから丸儲けだと言いますが違いますよね。
花屋は売るだけで育てたりしないし、園芸業者だって花茎を切った跡が有る胡蝶蘭をギフト向けの出荷はできないでしょう。
私は管理を教えるからと言ったのですが、種を取り寄せて苗をあちこちに配るのが趣味なのに、面倒くさそうな返事でした。
それでも納得した筈だったのを『わたしが育てる』と言って、妻が引き取って来てしまったのです。
日本蘭協会(JOS)ではありませんが受賞花のようです。
5株も増えたら置き場所が有りませんから、何年後に咲くか分からないことと、2鉢に寄せ植えにすることを納得させましたから、今日は鉢やコンポスト(植え込み材料)を買いに行きます。
大きい鉢は重いのでプラ鉢にして、コンポストは市販の「洋らんの土」の良質な物を探します。
冬の置き場所は、今から考えるのは止めておきます。