越後三山とは越後駒ヶ岳、中ノ岳、八海山

 

大正12年5月「山岳」掲載

利根川水源地の山々48ページ

清水峠、(宝川)笠ヶ嶽~小沢岳、下津川山、本谷山、越後沢山、丹後山、大水上山、兎岳~至仏山、大高・小高

登山道があるサンも開設前であるのがある。現在よりみずみずしく登ってみたいと思わせる。

 

1978年7月9日

5:00十字峡

10:00丹後山

11:00大水上山

12:30兎岳 兎沢源頭で幕営

7月10日

5:30兎岳

9:00~9:30中ノ岳

11:55~12:15越後駒ヶ岳

15:20枝折(シオリ)峠

当時は峠にバス停があり、小出に。

十字峡は三国(サグリ)川に北から黒又沢、南から下津川が合流している様が十字で、黒部川下ノ廊下のそれと同じ。んが、車道が通っていてそれほど悪絶ではない。

 

この山行では残雪と花が多く、もっ回登ってもいいサンリスト入り。ほいぢ、再登実行計画。

中ノ岳から先はじぇんじぇんおーしろくない と日記。たぶん花が少なく、人臭かったのだろう。なら、中ノ岳から十字峡へ下山。丹後山、中ノ岳両避難小屋泊2泊3日。

このコース、上部で簡単には水を得られない。3日分1.5L×3水を持ち上げは老耄にはきつい。

兎岳~中ノ岳~十字峡を割愛。兎岳ピストン、丹後山避難小屋泊1泊2日。

なお、SNS上の記録はどちらも日帰りが多い。

びっくりくるまがなく、高齢ではムリだってば。

2023年8月4日(金)

7:01大宮 たにがわ401

8:02越後湯沢

8:20同発

8:37六日町

野中(バス停)から十字峡小屋(中ノ岳登山口 駐車場)へは、しゃくなげ湖の北岸、南岸2つ舗装車道がある。タクシーは南岸を走った。このバヤイ トンネルを出た三国川左岸駐車場が、丹後山登山口への入口。んが、十字峡と指示したため、橋を渡り十字峡小屋まで行った(駅から7,290円)。

小屋は管理人がいるようでなかった。

翌日15:00で予約するも、無線圏外のため営業所の確約がとれない。来れなくてもいい という他なく車道を戻る。

9:20三国川左岸駐車場

3台駐車。三国川左岸林道入口は鉄柵で遮断され、単車も入れない。左岸崖から落石による事故責任は負いかねる ということだろう。こゆ道はサン中珍しくないが、無事通行できてるのは、ただ運がよかっただけなのかもしんない。未舗装だが、路面は車両通行に支障なし。数か所流水。キンレイカ サワアジサイ リョウブ。

9:55栃ノ木橋

渡ってしゅぐ左、しっかりした道、入ってみたが、栃ノ木沢沿いで尾根道にならない。戻ると(林道)50m先丹後山登山口と記した板が木に掛けてあるのに気がついた。

10:05~10:10丹後山登山口

標識は古い木柱と真新しい小石柱。同じ仕様の合目石柱が続くことになった。

最初は擬木の階段。ブナ林急登。

10:35 一合目石柱

鉄砲平と記した角材。この前後は平坦、スギ、カラマツ植林

11:15~11:45二合目石柱

左に中ノ岳が見えはじめる。

中ノ岳 小兎岳 兎岳

キタゴヨウの大木が並ぶ。

リョウブ

右に県境稜線

越後沢山 本谷山 下津川(シモツゴウ)山 ネコブ山

ジャコノ峰?

荒沢岳登山道の西側の沢は蛇子沢とあるが、ジャコと読むのだろうか。ジャコノ峰、ジャコ平と記した標識は見なかった。それで何合目あたりかわーらん。

かつてあった日地出版登山地図シリーズ越後三山によると

ジャコノ峰 登山路標高1160m

ジャコ平 登山路標高1470m

場所がわーらんとコマるはないから、高度計を持っちいくまではないでしょう。

12:30 三合目石柱

下山初老男性単独行者。この山行で唯一遭遇した登山者。

ほぼ貸切は恵まれていた。

陽が照りつけめっさ暑い。平地で気温33度以上のときの登山は1500m以下焦熱地獄。サンで気温がらみアボーンは凍死だったが、今日日は熱中症もある、異常だね。

13:20~13:30 四合目石柱

ブナ林

14:05~14:10五合目石柱

八海山も見え始める。

14:30~14:35六合目石柱

14:55~15:05七合目石柱

阿寺山 八海山 中ノ岳

ネコブ山の右奥に霞む巻機(マキハタ)山

偽高山帯 ノリウツギ コメツツジ アカモノ(果実) オヤマリンドウ ネバリノギラン

露岩 鎖が垂れてるが、無雪期は要らないぐらい。

15:25~15:30八合目石柱

中ノ岳 小兎岳 兎岳 大水上山

丹後山

この先折り返し点まで概ね低いササ原。このあたりからまあさーやかになった。

ネバリノギラン

16:00~16:05九合目石柱

平ヶ岳 至仏山

至仏山 越後沢山 本谷山 下津川山

巻機山を表示する木製標識。

越後沢山、巻機山のほうへ踏み跡はない。

県境稜線は1983年7月初、小沢岳から丹後山まで歩いたことがある。中尾ツルネ登山道で稜線、丹後山登山道で下山。稜線に道はない。越後沢山から上画像手前のサンまでおよび下津川山と小沢岳との鞍部小沢岳間は藪がひどいと日記にある。

16:10 丹後山避難小屋分岐

木製標識 水場、巻機山の表示。水場はたぶん上画像鞍部から左、丹後沢コボラ(小洞)源頭だろう。九合目から南、道はなく、往復に相当かかる。水道に慣れた文明人は試みる気になれないだろう。

マルバダケブキ

ハクサンフウロ

ハクサンシャジン

16:15~16:40丹後山

丹後は旧国名(京都府の一部 半島)であるが、このサンは越後(新潟県)、上野(コウヅケ 群馬県)境。なぜ丹後か不詳。

幅広いササ原

2等三角点1808m

木製標識は登山口、途中と一連。

合目石柱と同じものに「丹後山」「山頂」。

中ノ岳はコース途中より遠くなり、小さい。

中ノ岳 小兎岳 兎岳 その手前、大水上山

 

越後駒ヶ岳も中ノ岳の右裾に薄っすら。

これをフレームにとらえたとき、撮ったことがあると おーった。

本項のコース、山頂は過去2回踏んでいるが、40年以上前とあっては、かろうじて憶えていた景観はこりだけ。

小兎岳 兎岳 大水上山 荒沢岳 灰ノ又山

16:43丹後山避難小屋

天水タンクから水は出ないようにしていて使えない、衛生面からだろう。

とても清潔。断熱マット、きれいとはいえないが、毛布備置。

シュラフの中では暑かった。そりでもときに吹く風の音は木枯らしみたいで、冬は厳しいだろう。拙は登山口にさえたどり着けない。

83年に宿泊してるが、当時の内外記憶してない。