1:50,000地形図 黒部

 

2022年7月30日(土)

4:55クワガタ池発

ゴロゴロ石が転がっている道急登

白馬朝日岳 白馬岳 天狗の大下り

滝倉山

僧ヶ岳 越中駒ヶ岳

モモアセ山

モモアセ山は確かに一つのサンとして見えるが、行きも帰りもここが山頂と認識できなかった。

5:45~6:00毛勝山頂

2等三角点2414m

富山湾

大明神山 阿部木谷

翌朝、あいの風とやま鉄道の車窓から毛勝山などを確認した。

新幹線からも見えるはず。

僧ヶ岳 越中駒ヶ岳

阿部木谷 モモアセ山

猫又山 釜谷山 毛勝山南峰

小、大突起があり一段落、弓形の頂稜の南峰の先が鞍部。

釜谷山はなーなか遠く、往復5時間は道があってでね?

唐松岳 五竜岳 鹿島槍ヶ岳

五竜岳 鹿島槍ヶ岳 劔岳

劔岳 猫又山 釜谷山

釜谷山方へは最初は道といってもいいものだが、チングルマを主とする草地に消える。突起の頂点は踏まず、黒部側の草地をトラバースして行く。

シナノキンバイ タテヤマリンドウ タカネニガナ タカネヨモギ メイゲツソウ ハクサンコザクラ

コバイケイ

チングルマ

南峰に入ると行く手樹林帯に遮られるので、草地、低いササ原の樹林帯との境を高度を上げていく。

毛勝山

樹林帯に切れ目があり青のテープが付けてある。ここから立ち上がったハイマツを交える低木藪こぎになるが、短い間隔で青テープが続き抜ける。おそらくクマの気配、大声をあげる。

抜けた地点にも青テープがある。タダしくルート選択すれば、時間のかかる低木藪こぎは道中ここだけ。

毛勝山

ハクサンコザクラ

雪田では融水が得られる。

白馬岳 唐松岳 五竜岳 鹿島槍ヶ岳

毛勝山と釜谷山との鞍部、小黒部谷中谷源頭の雪田を目指して黒部側の草地を下って行く。

劔岳 猫又山 釜谷山

劔岳 釜谷山

ここらでじっくり観察すれば、鞍部から釜谷山本峰まで二つコブがある とわーるのだが、よく見なかった。そのツケは後述。

モミジカラマツ

鞍部前後の傾斜は急。雪が消えて地面が露出していたので、滑落しなかった。残雪期のルートではない。

7:30~7:40 鞍部

唐松岳 五竜岳 鹿島槍ヶ岳

小黒部谷中谷

ニッコウキスゲ

シナノキンバイ

クルマユリ ハクサンフウロ

この時点で計画の5時間で往復できると踏んだのだが、バーの計算間違い。1/2経過でなく1/4それも下り。7時間はかかる がタダしい。

釜谷山エリアは、タダしくは黒部側の高茎草原や草地をトラバースして二つのコブをやり過ごして、本峰に上がる。稜線沿いに低木藪はこがない。本峰上がり始めに青テープ。高茎草原及び本峰上り部分に地面が露出した踏み跡はない。草地部分には地面が露出したポイントがあり、何となくルートがわかる。

ジッサイ行きは、二つのコブを本峰ではないか いちーちカクニンしたので、コブ頂上部分で無用の低木藪こぎしては😞。

毛勝山南峰 本峰

第1のコブ

タカネニガナ

タカネヨモギ

ヤグルマソウ

クルマユリ

シモツケソウ

8:30 第1のコブ

毛勝山

劔岳 釜谷山

バーにも5時間で往復はムーリーとわーった。18:00片貝川東又谷林道通行止め地点で予約タクシー乗車のためには引き返すがいい。

んが、2度とここまで来ることはない。ここまで来たからには釜谷山本峰を踏みたい。

ミヤマチドリ ?

劔岳 第2のコブ

カライトソウ

8:55 第2のコブ

劔、後立山連峰など遠くは雲に覆われ、毛勝山も全貌は見えなくなる。こいじゃ本峰に立ったところでしょうがないのだが、もう止まらない。

劔岳 猫又山

釜谷山

本峰上り始めを示すと思しき青テープをハケーン、まっつぐ高度を上げていくと、頂上からほんのちょい猫又山方へ進んだ稜線踏み跡に出た。

9:30~9:40 釜谷山

猫又山の方

毛勝山の方

釜谷山のごく近くしか見えんにー。

頭朦朧で稜線伝いに戻ろうとしたのは我ながら呆れたもんだ。上り始めの青テープに下るが吉。

イワイチョウ

10:15 第1のコブ直下

ヨツバシオガマ

メイゲツソウ

11:15鞍部

雪田上に真新しいクマの落とし物うんち

ナエバキスミレ

正午過ぎ、小雨、雷鳴となる(雷光はなし)。

低木藪こぎ

毛勝山

抜けた所で瞬間姿を現した。

ベニバナイチゴ

シラネニンジン

13:20 毛勝山頂

14:00~14:30 クワガタ池

昼食、ツェルト撤収

18:30までタクシーが待機してくれれば、乗れる可能性はある計算。

毛勝山

雨がやみ、遠望がきくようになる。

15:15~15:25 池(C)

越中駒ヶ岳

滝倉山

滝倉山

15:45 池(B)

僧ヶ岳 越中駒ヶ岳

滝倉山

池の周囲の雪田がほとんど融けてしまい、流入はしていない。

流入口に土砂が堆積して見ぐさい。

この池が素敵なのは初夏だろう。

僧ヶ岳 越中駒ヶ岳

16:05 池塘(A)

ロープが連続する部分で水が切れた。

水は2ℓ/日として4ℓ持ったのだが、足りなかった。

足がもつれる。

19:15 片貝川東又谷林道通行止め地点

18:00予約のタクシーは19:00で引き揚げたと後できいた。

この時期、19:00日没であるから、19:00予約にすべきであった。

すぐ下の変電所施設ででんわを貸してもらい、タクシーを呼ぶことにする。

管理棟と思しき建物に入って、声をかけると中年男性2名が出てきた。

管理棟ではなく片貝山荘なる避難小屋。

要予約。山荘管理人は不在。固定電話、水の便はない。

変電所施設関係者でも山荘管理人でもなく予約した小屋宿泊者。

携帯圏外。はっきり圏内といえるのは20km下の東蔵集落。

疲弊してて事情がすんなり呑み込めず、20分は話した。アブに噛まれる。

片貝第四発電所に向かう。

第四発電所建物は部外者出入り想定されていない。点灯しているが、従業者がいるかどうかわーらない(多分いない)。

片貝第二発電所、奥平沢集落に向かう。

21:15 魚津警察署パトカーに逮捕確保される。

タクシー会社の遭難の恐れありとの通報を受け、片貝山荘に向かって走る途中。魚津駅前の予約宿泊施設まで送ってくれた。途中事情聴取。確保できなかったら、翌日遭難対策本部設置であった。

なお、タクシー会社にはキャンセル料金を後日支払った。

 

山行を終えて感想。

予約タクシーに間に合わなかった原因。

前夜毛勝山頂幕営としなかった。

鞍部→釜谷山タダしいルートで歩けなかった。

撮影回数が多い。

毛勝山

盛夏でも雪が残り、池があり、ハクサンコザクラ群生など高山植物の種類、量に富み、界隈の盟主を南望する。白馬朝日岳と相似。

高さは釜谷山にわずかに及ばないが、図体が大きく、釜谷三山とはいわないわけだ。

釜谷山

ホワイトアウトはしなかったので毛勝山から往復できた。

青テープがなければ余計手間どったろうが、有視界であれば往復できないはない。

頂上では毛勝山、猫又山さえ見えなかったが、リベンジしようとはおーわない。山頂の眺望については1/3に拙的評価。

植生は、猫又山までは歩いてないからわーらないが、歩いた限りでは毛勝山の方が優る。理由はたぶん位置の南北。

滝倉山2029m 大明神山2082m

越中駒ヶ岳2002m(別項)より高く、存在感十分。

植生もモモアセ山2023mと同等以上かもしんない(滝倉山は樹林、藪)。

とにかく静かなことだけは確実。

若ければ無雪期登山を企てるところだが、行方不明の恐れのある道の無いサンは釜谷山でお仕舞。

 

滝倉山は滝倉谷源頭1769mのはず という考えから、

地図の滝倉山2029mはサンナビキ山(の最高点)としている。

いずれも藪が深く残雪期

サンナビキ山 越中駒ヶ岳から稜線伝い。

大明神山 阿部木谷・宗次郎谷をつめ、1625mコルから山頂。

 

サンナビキの意について解説を見ないが、他の山が靡く かもしんない。

モモアセ山は桃アセ谷源頭。こんな山奥に桃は植えないから桃ではないかもしんない。アセとなるとまったく意味不詳。