拙は饅頭ホンマに怖い。餡は大シュキだが、小麦粉の皮を好まん。じゃけ食う饅頭の皮は薄いに限る。

要するに薄皮饅頭なら食うわけだが、東、郡山に柏屋、西、岡山にタイトルの品。柏屋の皮は黒糖風味だが、拙的には黒糖も好まないので食えるのはこりらだけとなる。

 

 

鉄道は旅の交通手段の一つで、旅の目的は観光、温泉などなど つうのがフツー。ところが、このセンセの旅行ときたら観光名所などはout of眼中。ひたすら列車に乗るだけ。

東京から 当時できるだけ長く列車に乗ろうとすれば、目指すは九州になるだろう。ゆるゆる普通列車を乗り継ぎゝで一向かまわないのだが、さすがに時間がとれない。そりで特急列車だが、必ず岡山で停車する。その岡山が、センセの故郷、筆名も故郷の川からとっている。その川を列車が渡るときセンセは窓から身を乗り出して川をカクニンし、烏城を望む。拙はこの本のおかげでそんな川があると認識したが、この饅頭も出てくる。何しろ天保八年(1837年)以来現地で売られているのだ。

4個入り 340円(税込)2018年

岡山市中区雄町201-1 (株)大手饅頭伊部屋

 

 

池田家4.5ページ 備前岡山31万5千石

この饅頭は池田侯御贔屓でお茶会では必ず備前焼の器に盛られ用いられた。名前も店が岡山城大手門付近にあったことから藩侯からいただいたという。

伊部(インベ)という屋号は創業者出身地からか。あるいは饅頭のこの用いられ方からきてるのかもしれない。JR赤穂線伊部は備前焼の中心地で別名伊部焼。

1個は38g

備前産糯米を麹で発酵させてとったタネと小麦粉で皮を作り、十勝産小豆の漉し餡を包んだ酒まんじゅう。

製造から時間が経ってないと、皮は薄いのにその甘酒臭がつおい。

ほとんどの県は県庁所在都市が経済・交通・文化で他を圧倒している。ところが少数ながら、2番手が対抗する県があり、岡山県がそりで岡山 大大名の城下町vs倉敷 天領商業都市。

酒まんじゅう てなものまできっちり対抗馬があるのだよ。

5個入り 350円(税込)2018年

倉敷市藤戸町藤戸48 藤戸饅頭本舗

レッテルに創業壽永三年とある。大手饅頭なんち問題にならない歴史があるんだよ てなココロか。んが、当時饅頭はまあだなかったらすい。現在の形での販売は万延元年(1860年)

外観では区別できない。薄皮のタネは地元産酒粕と麹で作るのが大手饅頭と違うのだが、甘酒は甘酒。大手饅頭のほうが甘いとおーうが、一緒に食うタンメンことは無ぇ。

販売

港区新橋1-11-7 とっとりおかやま新橋館(HPあり)