常用4寸鉢は別項染付4寸鉢(清水焼)だが、もう20年勤続だったのだね。常用じゃ5客とも針木の尖がりのどっかが小さく欠けてもあたり前田のクラッカー。こゆこともブログを書かなきゃ特に気づかないね。上から見たのでは気にならないくらいの疵だーらまだお勤めいただくにしても本来の玉割用途に限定してその他は新人を投入したほうがいいだろうが、斑唐津はいかがか。
斑唐津の藁灰釉は朝鮮陶工が持ち込んだのだが、そのまたルーツは鈞窯という説がある。いずれにしろ肉食のユーラシア出自で中・洋にあうだろう。鈞窯なら青磁だが、藁灰釉は見た目白磁と同じ白色系だーらなおさらです。その一方わが国で400年以上も造り続けられているから和食に違和感はない。そして容が単純な皿、小鉢なら年中夕食に限らず朝・昼食にも使えるだろう。
それでネットサーフィンしていると なな何とサイズも価格もピッタシ同じという商品をみっけ。まあ、価格は名目が同じで実質は清水焼のほうが高かったのだろうけど。
玉割は小鉢として販売だが、皿と鉢との境界も朦朧、曲線のちょっとした違いで本品はやあり皿という感じ。
斑唐津のなかでも本品でいいとしたのは斑唐津の称呼の因である青味のある斑が出ているから。同作家のネット上の他の商品もてーげー出している。こりはなーなかの芸じゃないの。たいていの作家の斑唐津はべっとり白ペンキのようなもの。なのにこの作家はあまり陶芸家然としてないらしい。この釉だけでも貴兄は立派な陶芸家。作物に瓷などと付けて売ってる作家の斑釉と比べてみて欲すい。陶芸はブンガクじゃないのだよ。
2015年は大人のおもちゃに40万円から使ってまだ買うのと我ながらおーったのだが、この作家はけっこう高齢、生涯現役としてもこりだけ上がりのいいのを6客揃いで出すかはわーらん。また、清水焼玉割と同じく長年愛用するけん十分もとはとれるで購入決定。
径12.5cm 高さ3.4~3.9cm 浜本洋好(ヒロヨシ)
6客組30,000円(税別)2015年 送料無し
オンラインショップ『Gallery 陶晃』
藁灰釉のかかり方は全面たっぷりから縁薄めまで、鉄粉斑など表情がそれぞれ違う。
ほうれん草海苔和え
一つ困ったのはこの皿と一緒に卓上にだすと別作者造斑唐津盃(別項)が負けてしまうこと。そりで別項無地唐津盃をゲット。