岐阜県高山市国府町西門前474
飛騨国府駅から阿多由太神社(別項)の次は安国寺。諸国安国寺については、その筆頭丹波国安国寺に関する別項安国寺(京都府)ご参照。本物件は飛騨国ので、往時の繁栄ぶりは前の町並みの名称門前にわずかながら偲ぶことができます。
他の2物件は♪おヒマなら来てよね アタシ寂しいのーといわれても放置プレイでやむをえないですが、本物件はおヒマでなくても行く価値あり。国宝指定はだいたい信用おけます。

石段を2段登り門をくぐると本堂と方丈


前を左に進むとムニャムニャ堂と前に石橋のある開山堂が並ぶ。

開山堂内には開基した瑞巌和尚の塑造坐像(1392年 重要文化財)安置という。
これらの前で右折すると高い石段の上に
経蔵 1408年 国宝
禅宗様

石段の登り口に半開きの竹垣があってこれよりは入場料要の表示。方丈に支払に行くと内部見学のバヤイ要、外観のみのバヤイ不要。
内部は見てみたい。というのは日本最大、年代のわかっているもののうちでは最古でもある輪蔵(回転式経蔵)があるから。けれど鍵管理者が不在で残念ながらとことわられた。事前に予約がいるようだ。今回は照蓮寺、阿多由太神社に続き3連続残念。せっかく遠いところへでかけるのだーらもうちょっと確認したらと思うのだが、1回昔下調べしているとめんどいで直前再確認せんでよ。

欄間に波連子が巡る

右側面

背面
境内に早春の野花(4月16日)
ショウジョウバカマ(ユリ科)


ミズバショウ(サトイモ科)


参拝者皆無

 

 

輪蔵のカラー画像
八面体で元時代の木版一切経を収納。ぐるぐる回すと全てのお経を読むと同様の功徳を積める。チベットの摩尼車と同様で、文盲の衆生向きとされているようだが、誤解だろう。この経蔵に入れたのは寺の坊主の他には大檀那の上級武士だけでしょう。