画像は『秩父産イワギボウシ保存会』ギャラリーご参照。

「十六夜」という品種名から花もうるみ白で特徴があるのだろうと勝手に思い込んでいたのだが、咲いてみるとごく普通です。花弁淡紫で中央やや濃い紫の筋。ぎぼうしのなかでは現在イワギボウシ系が人気と思うが、流通品種の葉花画像つきで網羅したカタログがなく、これとラベルがついていればそうなんだろうと信じる他ない状況です。また、現在は実生などであっても同一の特徴を維持しているのを当該品種として販売していてもしかたないとは思うが、原株は野生していたのかが、原生志向からは気になりますが、不明です。40年も登山してきましたが、葉がきれいな覆輪のぎぼうしは見たことがありません。これは注意してないのと登山道近辺ではとっくに園芸採取されてしまった後だからとも考えられますが、実際ないのかもしれません。稀にあっても不規則な縞が少しあるぐらいなのかも。つまりよくわからないが、それから誘導、選抜、交配の果てに現在の覆輪品種があるのかもと疑っています。もしそうならりっぱな園芸種であって野生種ではありません。野生嗜好の拙としては熱が冷めます。この点からも発見者、発見地(字名、山名、沢名程度)、作出者、交配親、命名由来もつけたカタログを待望します(発見者、作出者はいつまでも生きているわけはありませんからどんどんわからなくなっていきます)。
覆輪種は素人にもわかりやすい美しさなのですが、どれも同じように見えてしまうことからも特徴、判別点明記のカタログは必要と思います。本種の魅力は葉の形と軸からの付き方ではないかと思います。


2,000円(税込)2014年

茨城県牛久市荒川本郷163-2 下山 衛
同氏はイワギボウシを含む斑入り植物マニアらしく、毎年6月中旬の土、日2日間自宅で展示即売されます(最寄り駅JR常磐線ひたち野うしく)。

2017年9月中旬

ユリ科

半日蔭 鹿沼土(小粒)

植え替えたが、順調。葉を食害しているのはダンゴムシなのだろうか。

2019年9月下旬