けっこうマジな恋 - 8 | チイサナシアワセガイイ

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テーマは“ありのまま”

東京での生活は、

なかなかハードだった。



慣れない環境での学校生活。

 


そんな中、

仲のいい高校の同級生と一緒の生活が出来ることが、
唯一の救いだった。



県で経営している

学生寮というのがあって、


運良く、私と友達は入寮でき、
それも同室にしてもらえたのだった。


ただ、

ここは男子寮。

 


女子枠が10数名で、

こっちのほうが学校に近いし、


何より、

女子の確執を避けたいから

ここにしたのだった。

 


ここにいれば、

方言が飛び交っていて、
東京だけど、

東京にはない安心感があった。

 

 


私の学校はとにかく忙しく、
サークルなんてとんでもなかった。


そんな余裕なんてなかったから。


バイトすら難しいほど。

 

よくついていったなぁと、

今になってつくづく・・・。



そんな中でも、
誠くんには、

毎日手紙を書いた。


返事はなかなか来ないけど、


それでも書き続けた。

 



6月。


会いたくて会いたくて

仕方なかった。


そんな時、

誠くんが東京に遊びに行くよって

電話をくれた。


友達と一緒に車で来るから、
丸一日、一緒に遊べるって。

 


勉強なんて手につくはずもなく、
週末が待ち遠しくて。

 



2ヶ月ぶりの誠くんは、

なんにも変わることもなく、

東京にいるのが

不思議なくらいだった。



何して遊んだかなぁ。
朝から、夜遅くまで。

 


この日は、

友達に協力してもらい、
私の部屋に
内緒で泊めることになっていた。

 


でも、

なんか寂しくなってきた。

明日になったら、

誠くんはいなくなる。

 



その朝が、

 

いつもよりも

早くやって来たように思えた。