3月15日木曜日に入院
16日金曜日に手術
23日金曜日に退院しております。
今まで、麻酔の影響からかなかなか文字を凝視することができなかったのですが、
それもなんとかできるようになってきたので
ぼちぼちと振り返りながら詳細を記述していきます
あと、自己満足日記なのでやたらと長いです。
3月15日 入院と手術説明
夫は明日の手術日に休んでもらうことにしたため
今日は仕事へ。
代わりに実両親に病院までの送り、
手術説明の同席は、実両親と実姉に頼んでました。
指示された来院時間11時。
少し早めに病院に到着すると、夫のお母さんも来てくれていた。
指定された窓口にて必要書類を提出し、
お迎えの病棟看護士さんがくるまでしばし待機。
どうやら同日同時間同科へ入院患者は私の他に2組いらっしゃる
ほどなくして病棟看護士さんがいらっしゃって、
病棟までなんやかんやと説明しながら導いてくださる
その説明を聞いてるのが私だけで
他の2組の方たちは、すたこらさっさと進む
えっ?えっ?他の方たち聞いてないけど大丈夫ですか?
と、ひとり焦る私。
あ、他の方たちは2回目の入院になるので大丈夫ですよ
・・・とのことで、確かに勝手知ったるベテランな動きでした。
病棟に到着後、すぐに身長と体重測定。
その後病室へと案内。
お見舞いですら訪れたことのなかった病院(病室)だったので
キレイさや収納、トイレの具合など心配していたのですが
部屋は大部屋で4人部屋
病室も比較的キレイ
大部屋ではあるものの1病室に1トイレあり
流し台のような洗面台もある
衣服やかろうじて靴をしまえる薄っぺらいクローゼットが1つ
キャスター付きの4段引き出し収納が1つ
冷蔵庫とセットになった、貴重品入れがあるTV台
・・・と、標準的な部屋な様式と収納能力があることにひと安心。
ひとまず、今は体が元気でなんでもひとりで出来る状態にあるので
午後からの手術説明や
明日からの看病を控えてる家族には、早々に帰ってもらうことに。
さて、荷物を広げましょか~とゴソゴソしていると
本日の担当看護士さんが登場。
kurutaccoさん、まずはこの下剤飲んでね~
で、シャワー浴びてきた~?
はい、昨夜浴びてきました
あ、昨夜なのね~。
なら、もうじき昼食がくるからそれ終わったらもっかい浴びて~
ええっ またですか!わ、わかりました
シャワーの入り方の説明だけしときますね
ってことで、てくてくついて行く。
今後のシャワー利用の予約の取り方をひとまず教えてもらう
ドライヤーも借りれることを教えてもらう
実際のシャワー室の使い方は、どなたかが利用中で説明を受けれず
今日、なんかバタバタしててね
細かいことはまたあとで説明しにくるね
ってことで、去っていく看護士さん。
まぁ今は元気やし、わからんことあったら都度聞けばいっか
と、呑気にしてたらば、
わからないものはわからないわけで
わからないと認識もできないものだから、わからないと聞けず
わからないままのことが何個か残ったままに
退院までの間に、
あ、そういうシステムだったのね
そんな説明受けてないからわからんわ
ってことがいくつかありました。
なぜだか、私だけ看護士さんだけでなく
薬剤師さんや栄養士さんからも放置されることが多かったです
さほど大きなことではないので、
こちらから要求することもしませんでしたが。
で、昼食が運ばれてくる
ごはん、どこ置くんやろ
テーブルみたいなのがベッドに備えつけられてるけど、
設置の仕方がわからない・・・
もってきてくれた看護助士さんに聞く→わかる。
さて食べようとしたら、シャワー入ってね札が届く
ごはんとシャワーどっちが優先ねんろ?と固まる
その様子を見てシャワー札をもってきてくれた看護士さんが
食事を先にと教えてくれる
なんだか落ち着かずせっせと食事をはじめる
したらば、同室の方たちが付き添いの人と
楽しそうに会話しながら食事してる声が聴こえてくる
なんだか急に寂しくなる
やっぱ誰かにいてもらったら良かった・・・
でもそんな感傷に浸ってるわけにもいかず、
とっとと食事を済ませてシャワーにいかねばねば!
14時から手術説明がある。現在12時30分。
荷物もバラしきれてない。
アセアセばたばた
食事を終え、
同室の方が終えたトレイは自分で持ってく姿を見かけたので
私もそれに倣う
さぁ、次はシャワー
シャワーは難なく済ませれる
シャワーを終え、ドライヤーを借りにナースステーションへ。
ドライヤーを借りれることは教えてもらったけど
どこでドライヤーを使えばいいのかわからない
部屋内の洗面台にはコンセントがないし
部屋でドライヤーなんて同室の方に迷惑がかかるだろうし
・・・と悩む。
通りかかった看護士さんに訊いて教えてもらい、
またひとつ入院患者レベルアップする。
ドライヤーかけてると
本日の私の担当看護士さんが現れ
あっ!kurutaccoさん、ドライヤーかける場所もわかったんや
良かった!
お風呂のナースコールもわかった?
天井からぶら下がってるのん
わかりましたよ~
今んとこ都度近くにいる方に教えてもらってるので大丈夫
ごめんね~~ ばたばたして!
と、バタバタと去って行きました
髪の毛も乾かし終わり、なんやかんやしてると
手術説明を聞くために家族が到着。
手術説明が始まるまでデイルームで待機
しばらくすると病棟担当医となる女医さんが現れる!
私の婦人科受診歴においての初めての女医さん
kurutaccoさん、お待たせしております
手術説明を行いますので、こちらへどうぞ~
ぞろぞろと家族で案内された部屋へ。
改めて女医さんからご挨拶
このたびkurutaccoさんの病棟担当医となる女医です
手術執刀は、私と外来主治医の Y とで行います
よろしくお願いします
と。
やったぁ!Y先生手術入ってくれるんやと
心のなかで喜びました
だってやっぱり初めて今日会う先生より今まで何度か会ってる
Y先生がいるってだけで安心できますもん
そして手術説明を行うためにわたくしのお腹のMR I画像を披露
姉と義母が初見
これが一番大きな筋腫ですね~
これがおへそだけど、おへそまできてますね~
子宮がここまで大きくなってます
これも・・・これも・・・これも・・・筋腫ですね~
まだ他にもあると思いますよ~
ここいらでやっと姉が開口
え?こ、、これが全部筋腫で膨れた子宮ってことですか?!?!
と。
そうですよ~
ええのん育ててたやろ
姉、驚いたまま。義母も驚いたまま。
あとはセオリー通りの
・ 手術の術式の説明
どこに穴開ける~とか
・ 卵管もとるよ~
ガンになる確率を下げるため~とか
・輸血するかもだから同意してね~
・こんな製剤使うかもだから同意してね~
・麻酔を使うにあたっていろいろ同意してね~
・夜間や休日の救急窓口となる病院にカルテまわすの同意してね~
とかとかでした。
こちらから質問したこととしては
切除したものはどこから出すの?
出産経験ないから膣からってのは不安
麻酔してると膣が広がりやすくなりますから、
おそらく膣から出します。
膣が無理ならおへその傷を広げてそこから出します
お腹の中で筋腫やら子宮刻むって聞いたけど
悪性腫瘍だと腹腔内にばらまかない?
悪性の可能性が高そうならば
腹腔内に袋を入れて、そのなかで刻むので
飛び散りを防ぎます
帝王切開とどちらが痛いですか?
帝王切開ですね。
帝王切開のほうが、
術後子宮の傷が開腹する痛みと
皮膚や筋肉が開腹する痛みとで
ダブルな痛さがありますが
全摘の場合は内臓の痛みがない分、マシです
などがありました。
途中、実母が何かを質問し、その質問の意図が女医さんに伝わらず
私が翻訳をしてから訊いたものもあったのですが
何だったのか忘れました!大事な質問じゃなかった気がします
姉が今日に至るまでに私が口にしていた不安がってたことも
訊いてくれるなどしてくれたおかげもあり
丁寧な手術説明を受けることができ
説明後はずいぶん手術への不安が和らぎました。
どこにどのくらいの大きさの傷ができるなど具体的に知ることもでき
その大きさが予想以上に小さくて
それなら痛がりな私でも乗り切れそうだ!と自信もつきました。
傷は、
おへそ ←けど見た目はただのおへそのままで傷は見えない
おへその真下の陰毛ラインぎりぎりに1cmぐらいで1つ
その両サイドに1cmぐらいが1つずつ
・・・の計4つ。とのことでした
2時間弱で手術説明も終わり
来てくれた家族たちに今日の御礼と
明日からお世話になることを改めてお願いし
明日からに備えて早々に帰宅してもらいました。
病室に戻り、いっぱーいの同意書にサインやら押印をし
バタバタさんが
ばたばたしながら、複数ある同意書のコピーとってくれたり
明日の手術で履くための弾性ストッキングのサイズを計ってくれたり
おへその汚れチェックをしてくれたり
ばたばたとしてくれました。
あとはもっかい女医さんがリュープリンで筋腫が小っちゃくなってるか
確認するために内診するって言ってたな~と
病室で待機してると・・・
隣のベッドの人が手術を終えて戻ってきた!
痛いよ~ 痛いよ~
暴れないで!今、痛み止め入れますからね!
すぐ効きますからね
痛い~ 痛い~ イタイ~・・・
動くと余計に痛いですよ!
落ちないようにベッドの柵をふやしましょうか・・・
痛い~・・・ いたい~・・・ イタイ~・・・
・・・と。
無理。明日、手術を控えてる身としては無理
聞いてられない
ガクブル
そそくさと部屋から逃げ出し、デイルームに向かう
したらばちょうど内診への案内を言いに
看護士さんが来てくれた
思わず
いま・・・隣の人が手術から帰ってきて・・・
痛い痛いとうなる声が聞こえてきて怖くて・・・
部屋から逃げ出したところです
と、半泣きで訴えると
さすが天使
そうでしたか、それは怖かったですね
大丈夫ですよ
・・・と背中をさすってくれました。
この出来事は後々に仲良くなった同室者同士でずっとネタになりました
私だけがびびってたわけでなく、
同じく次の日に手術を控えていた子もガクブルしていた・・・と。
ガクブル気持ちを切り替えて、
初めて女医さんによる内診!
男性医師と違いがあるのかな~と楽しみに挑みました。
したらば・・・
女医さんのが内診、荒かった!
だからなのか女医だからなのかはわかんないけど
男性医師のほうが器具の挿入や開け方など優しい気がしました。
残念ながらリュープリンではあまり筋腫は小っちゃくなってないようでした。
やはり女性同士だと躊躇的なものがないからでしょうか。
無事に内診も終え、夕食の時間が近づいてきたので
恐る恐る病室へ。
お隣さん、痛み止めが効いたのか寝息を立てて眠ってはりました
ほっ
そのあとは、術前の最後の晩餐をもしゃもしゃといただき
昼に飲んだ下剤が効きすぎて、お腹がキュルルルル~となるのと戦い
知らない人たちばかりに囲まれて
初めまして~の連続でくたくたなところへ
ひょこっと現れたY先生!
むっちゃ嬉しかった~~~
久しぶりに知った人に会えて、嬉しかった。
涙目なりながらY先生とお話ししました
そして・・・
眠れない夜が過ぎていくのでした。
枕がかわると眠れない私の戦いの始まりでした。