サイクルロードレースの世界:選手のタイプとその役割(つづき) | くるすけの A Mi Manera

サイクルロードレースの世界:選手のタイプとその役割(つづき)

●クライマー
 クライマーは山岳ステージを得意とします。己の体をギリギリまで殺ぎ落とし、
 軽い体重と超人的な心肺能力で、普通の人が歩いて登るにもつらい勾配の坂を
 ものすごいスピードで登っていきます。
 ロードバイクでの登りは選手間の距離の差がものすごく出てしまうし、自分達が普通に歩いても
 つらい坂を、普通の自転車の速度で登っていく姿はとても分かりすく、
 またレースの中で唯一選手に触れるまで近づけるので、山岳ステージは興奮の坩堝と化すことから、
 クライマーは人気があるのではないかと思います。
 ただ、体重の軽いクライマーはTTやダウンヒルに弱い選手が多く、登りで稼いだタイム差も挽回されてしまう
 場合もあります。
 またそこがサイクルロードレースの面白いところでもありますが。

 2007年ツールを大混乱に陥れた、ミカエル・ラスムッセン
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ツール・ド・フランスの山岳賞ジャージ、マイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュを着ています。
彼はデンマーク生まれ。山がないお国柄でどうやってこうした優秀なクライマーが生まれたのでしょう?
2007年のコンタドールとの激戦がとても面白かっただけに、彼の姿が見られないのはもったいないです。

ルクセンブルクの貴公子、アンディ・シュレック
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現在のロード選手の中で、1,2を争うイケメンです。
(イケメンなネタが多い。オマエはおすぎか?いえいえ、ないものねだりです)
兄貴のフランクもクライマーですが、才能は弟の方が上とのこと。
2007年ジロ・デ・イタリアのクライマックス、ゾンコランを
マリア・ブランカ(新人賞ジャージ)を着て駆け上がる姿は最高でしたが、
現在伸び悩んでいるみたい。もっとTT能力を上げんと難しいね。

最後は、やはりこの人。
ロード界のレジェンド。マルコ・パンターニ

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彼以上のカリスマを持った選手は、もう出てこないんじゃないかな?
スキンヘッドにバンダナ。ヒツジ髭のスタイルといい、実績、フォーム、言動・・・
どれもが人々の心を虜にしました。

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左はツール・ド・フランスの難所、ガルビエ峠を越えるパンターニ。
森林限界を超えてます。
下ハンのダンシングは彼の代名詞ですね。
右はダブルツールを達成し、シャンゼリゼを凱旋するパンターニ。

ダブルツールとは、三大ツールである、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・エスパーニャ
を同じシーズンで2つ優勝することで、パンターニはジロとツールを征しています。
ジロは5月、ツールは7月に開催され、その間は2ヶ月しかありません。

現在は、ツールで総合優勝できる実力のある選手は、最初からジロかツールのどちらかに絞ります。
ちなみにツール7連覇を達成したランス・アームストロングは、一度もジロには出ていません。

チームメイト全員が髪を黄色に染め、パンターニの偉業を称えています。 

彼が走る姿を一度でもいいから見てみたかったな・・。


●オールラウンダー
 ステージレースで差がつきやすい、ヒルクライムも個人TTでも力を発揮する
 オールラウンドな実力を持っている選手で、サイクルロードレース界の花形である
 3大ツールで勝てる可能性を持った選手です。
 ただステージレースはアシストの能力とチームマネージメントがないと優勝することは難しいようです。

 現在、世界最強のオールラウンダー、アルベルト・コンタドール
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彼は、現在世界有数のヒルクライマーでありながら、個人TT能力も高いという
稀有な才能をもった選手です。

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加えて他のチームならエースを張れるほどの実力をもったアシスト陣をもち、
ランスの7連覇を支えてた名将、ブリュニールの采配など、
今年のジロとツール制覇はかなりの高い確率で達成されるのではないかと思います。

余りの強さに正直あまりスキではないのですが、
去年、のジロとブエルタを制覇して、文句のつけようのない実力であることを証明しました。

プロの世界でもいろいろなタイプの選手がおり、それぞれがお互いに影響しあって
勝負の世界でしのぎを削っているのですね。

こうして選手のタイプと役割がわかれば、サイクルロードレースをとても面白く見ることが出来ます。


我々サンデーライダーも同じですね。

坂があれば、下りがある。平坦路で向かい風になったり追い風になったり・・・

どのタイプがすごいのではない・・。

ロングライドを走るなら、いろんな能力をオールラウンドにマスターすることが重要ではないかと
私は思い、そしてそうなりたいと思っています。