私、ものを大切にできない人間でした。
頭ではね、分かってるの。
「ものは大切にしなきゃいけない。」
「ものを大切に使う。」
分かってる、つもりだったの。
龍くん（旦那）は本物の「ものを大切にする人」です。
目の前にあるものを大切に扱って、
長く長く使い続ける人です。
だからね、どうして大切にできるのか聞いてみたの。
私、すぐにものを壊すし、なくすし、大切にできてない。
ものを大切にできるようになりたい。
どうしたらいいかな？
って。
そしたらね、龍くん、こう言ってたの。
「ものの気持ちになって考えたらできるようになるよー。」
って。
「あきらみたいな扱い方してたら、
それ（もの）から「痛いよー」「やめてよー」って聞こえる。」
って言われて。
ぎくっとしたよね。
あ、バレてる。って思ったよね。
あー、私ね、物の気持ちとか考えたことないんです。
スマホとかよく故障するんだけど、
すぐそこらへんにぽいってしちゃうし、
リモコンすぐどっかやるし、
とにかくものに対する扱いが雑。
それがバレてる。
そりゃそうだよね。
必要な時は「どこどこー？」って探すくせに、
用が済んだらそこら辺にぽいなんて、
ものを大切にする人がやることじゃない。
それが龍くんにバレてた。
そして、多分だけど、
物自体にもその気持ちがバレてたんだろうなぁ、
って。
だからすぐ壊れるし、なくすし、大切にできてないんだなぁって。
ものを大切にしたい。
それに、私は下心があった。
強運になる方法や、神様に好かれる方法には、
大抵「ものを大切に扱う」というようなことが書かれている。
だから、私は「ものを大切に扱おう」と決めた。
下心満載だよね。
結局は自分の目的のために、
幸せになるために「ものを大切に扱おう」としてたんだ。
逆なのにねー。
本当は、
「幸せだから」
「強運だから」
「神様に好かれるような人だから」
ものを大切に扱うことが自然とできるだけなのにねー。
あとね、大切に扱いたいものを
私は手に入れているのかってすごく思ったよ。
私は木の食器が好き。
だから、家にある木の食器は大切に扱っているの。
そういうことなんだよね。
自分の「好き」に妥協しないで、
自分の「好き」で周りを埋め尽くしていれば、
自然と大切に扱うようになるんだよね。
私は傲慢だった。
「私にはコレくらいがちょうどいい」なんて思って。
私の周りに来てくれた物たちを
雑に扱ったりして。
本当に恥ずかしいやつだ。
今の私のためにやってきてくれた物に対して
本当にひどい扱いをしてきてしまったんだと思う。
ものを大切にする心っていうのは
こういうことなのかなって思ったよ。
私を大切にすれば、
自然と私のためにあるものも大切にしたくなる。
大切な私に触れるものを
大切に扱いたいってことなのかなぁって。
ものを大事にする人からしたら、
なんて初歩的なことを言っているのかと思われるだろうけど。
私、今までしらなかったんだもん。
ものを大切にするってことは、
私の「好き」を大切にすることで、
私を形作るものを大切にするってことで、
つまりは私を大切に扱うことと
同意義なんだってこと。
知らなかったんだもん。
でも、やっと気づけたから。
スタートラインに立ったばかりだけど、
これからゆっくり走っていこうと思う。
ものを大切にする心。
つまりは私を大切にする心。
ここまで読んでくれてありがとう。
あなたに幸せが訪れますように♪
■来栖 照（くるす あきら）■
・イラストを描くこと
・ホロスコープ鑑定
・自分の好きなった人（物・こと・イベント）を紹介すること
・大きい声とリアクション
・タロットリーディング
・龍神カードリーディング
・イベントのレポ書き
・神社巡り
・演劇（演出）について考えること
・子どもの面倒を見ること
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