2月末の金曜日、朝起きたら首が痛かった。


プレミアムフライデーじゃなくて、


首痛むフライデーだ。


厳しいか。


まあともかく、寝違えた。


これ以前に「寝違えたことある?」と聞かれたら、「分からないけどありそう」と答えただろう。


しかしもう確実に分かった。


こんな首の痛み初めてだ。


今までに寝違えたことなんかない。


ともかくもう首が痛い。


やることなすこと、首が痛い。


首に手刀打たれたら気絶しそう。



そんな日に限って麦チョコを買ってしまった。


麦チョコって小さいし多いし、いちいち手で取らんじゃん?


上向いて流し込むじゃん?


首痛いじゃん。


あんなに苦しい思いして麦チョコ食べたのは初めてだョ。。。



翌日土曜日もまだ痛くて、二月の満月、スノームーンは見上げられなかった。


「上を向いて歩こう、涙がこぼれないように」って言うけど、上を向いて歩いたら、それこそ首痛くて涙がこぼれそう。 



痛みの弊害として、思考力と判断力の低下もあった。


だから首痛むフライデーとか思いついてるんだよ。普段ならそんなこと言わないもん。



首の痛みは二日経って少し落ち着いた。


違和感はあるけど、無理な動きしなければ痛くはない。


明日にはもうきっと完璧に治って、フクロウばりの回転もできることだろう。



首痛いのは嫌だったけど、初めてだったので良い体験でもあった。


頷くのも痛いし、振り向くのも痛いし、ちょっとした段差でも雑に降りると痛いし、首ってこんなに動いてたんだなと分かるのは楽しかった。


とくに面白かったのは、狭い道で人とすれ違った時。


二人並んで歩けないような場所だから、すれ違う時に身体を半身にそらしてたんだけど、ほんとすれ違う直前でいきなり首に痛みが走って、あの時いつも首引っ込めてたんだなと。


危うくすれ違う人の耳元で悲鳴あげるところだったけど。



あ、良い体験って言っても、首の大事さはもう分かったので一回きりで充分です。


首、大事。


たしかにこれじゃ打ち首されたら生きてけんわ。