今から約5ヶ月前、
クルルが車に轢かれました。  

心配してくださった方、
今はクルルも一緒に家にいますので
安心してください




↓↓(前回の続きです)↓↓



家に着いた私。





帰りの車の中でも涙を流していたため
目が真っ赤になっていました。





玄関に出迎えてくれた妻は
もっと目が真っ赤に腫れていました。







お互い顔を見合わせた途端、
2人でワンワン泣きました、、、。








しばらくして、

妻から事故の状況を聞きました。








その前に、、、





引っ越しをしてからの
クルルの散歩コースですが、


家を出て左に行くと
車の通らない歩行者専用の道があります。

だが、その道を進むと
他人の家の敷地に入ってしまいます。


私がクルルと初めてその道を散歩した時
行き止まりだと思って
引き返そうとしましたが、

そこの住民の方が出てきて


『まぁ、かわいいワンちゃんだねー💕
ここ、抜け道になるから
遠慮なく通っていいのよ』

と言ってくださったことで、


クルルの散歩コースとなりました照れ




朝は私が散歩に行きますが、

夕方は私の父が毎日来て
同じコースを散歩してくれてました。




車が通らない道だから
事故には遭わないと思ってましたが、、、






クルルが事故に遭う前日に
ある事が起きました。





いつものように夕方父がやってきて、

クルルと散歩に行こうとしました。



すると、長男のそっちゃんが
『ボクも行くーーー』

と言って、
じいじと一緒にクルルの散歩に行きました。



家を出て、いつものように左に曲がって
車の来ない道を散歩してると、

そっちゃんが
『ボクもクルルのリード持ちたい』


と言って、駄々をこねたため


仕方なしにじいじがそっちゃんに
リードを持たせたのです。


すると、
勢いよくクルルがリードを引っ張ったため


そっちゃんが転んでしまったのですガーン



鼻と唇を擦りむいたそっちゃんは大泣きえーん




そんな事が事故の前日に起きました。





そして、翌日、

夕方やってきた父が
クルルの散歩に行こうとすると

またもやそっちゃんから
『ボクも行くーーー』

と、一緒に行くことになりました。


玄関先でママから
『靴下履いて』
と言われてましたが、

「いやー」
と言って断るそっちゃん。

素足のまま靴を履いてしまいました。


そして、じいじが
玄関でそっちゃんを待っていると

そっちゃんが何か探してる様子。

「何探してるの?」
と、じいじが聞くと、

『ピカピカ(懐中電灯)がないの』
と言って、探してました。


いつもは靴箱の上に置いてある懐中電灯が
その日に限って見つからず、
数分探した後、諦めて散歩に行くことに。




そして、家を出て左に曲がろうとした時、

そっちゃんが
『ボク、この道行きたくない』
と言いました。


(昨日痛い思いしたから、嫌なのかな?)
と思い、

父はではなく
車が通るの道へ曲がったのでした。




家を出て
わずか20メートル(ほぼ家の目の前)で、

うんちをしたクルル。



じいじは繋いでたそっちゃんの手を離し、

しゃがんでうんちを拾い始めました。



すると、坂の上から
裏道を抜けようと1台の車が
スピードを飛ばして向かってきました。



じいじは手を離していた
そっちゃんの身の危険を感じ、


『そうま、危ないぞ』

と言って、 
片手でそっちゃんが道路側へ
飛び出さないように制止しました。



そっちゃんに注意が向いてしまったため、

反対の手で握っていたリードが緩んでいて

クルルが道路側へ
とぼとぼ歩き出してしまいました。


とっさにリードをロックして、
手前に引っ張りましたが、


リードのロックが不具合を起こし、
止まることなく進んでしまいました。
   
そのまま、クルルは
車に轢かれてしまったのです、、、。




実はこのリード、

1ヶ月前くらいから
父に「ロックが掛からない時があるから
買い換えたほうがいいよ。」
と言われていたのです。

それを、
危機と感じていなかった私たち夫婦は
『クリスマスに買ってあげようね』
なんて、呑気に言っていたのです。







私たちが、
早くリードを買い換えてあげてたら、、、




散歩コースがいつもの道だったら、、、

  


靴下を履きたがらないそっちゃんに
ちゃんと靴下を履かせてあげてたら、、、





懐中電灯をちゃんと元の位置に
戻していたら、、、



引越しなんてしなければ良かった、、、




いろんな、後悔が
私たち夫婦を苦しめました、、、。





でも、事故は起きてしまったのです。


起こってしまったことは、覆せません。





そして、、
車を運転していた方は
しばらく事故現場に止まっていたものの、


クルルの状態を見て怖くなったのか

その場から逃げ出してしまったそうです。




私はクルルが轢かれた現場を
見に行きましたが、

血だまりは道路の左端にありました。


車は対向から来ているので

運転手が道路の左側を通行していれば
轢かれることなんてなかったのに、、、。



スピードを出していたことで
きっと道路のど真ん中を
走行していたんでしょう。



こちらの注意不足は否定できませんが、

スピードを出して
犬を轢いたのなら
一声掛けてくれても良かったのに、、、。





そんなことを言っても仕方ありません。








クルルのいない夜、、、




最近、子供たち2人の世話に追われて
クルルの相手があまりできていなかったけど



いなくなってから

クルルの存在の大きさに気づかされました。




クルルはいないのに


さっきまでいびきをかいて寝ていた布団が
そこにある、、、



飲んでいた水の器もある、、、



クルルの匂いや
抜け毛もそこらへんにある、、、、



でも、
クルルの鳴き声やいびきは聞こえない、、、










寂しい、、、、






苦しいくらい寂しい、、、、、





私たち夫婦は、
クルルのいない夜


何度も涙を流し、



後悔し、、、、





そして、長すぎる夜が明けました。





つづく