私は巻いてから観ました!

 

 

 

先日「ムンク展」に「叫び」寿司と一緒に行って来ました。

 

金曜日の遅い時間は、そこまでは混んでいなかったので

ゆっくり観られて良かったです。

 

12月は高校生が無料なので、冬休みに入ったら平日でも

混み合いそうです。

 

5年前にオスロでさんざん観たな〜と思っていましたが

1/3くらいは観たことがなかった作品が来ていて見応えがありました。

 

さすがに大きな絵はあまり来てなかったなぁ。

 

白鳥と女の人の首だけ水から出ているような小さい絵、

オスロでも観たんですが不思議な感じだなぁと思ってます。

 

ムンクの絵はやっぱりノルウェーの自然や国民性が現れているので

オスロを訪れてから観ると全然理解が違うと思います。

 

「叫び」は「橋の上」と思われていますが、エーケベルグの丘という

丘の上からフィヨルドの海岸線を望むスチュエーションなんですね。

 

(ここがその場所。この写真だと左の方に下がって行く感じがよくわからないかも。)」

 

 

橋の手すりがあるじゃない!?と思われますが、

崖なので落ちないように手すりがあるんです。

 

遠近法と思われる構図も坂道を表現するために斜めになっているんだと。

 

 

 

木立の間から海が見えたり、石がゴロゴロしている海岸だったり

実際にオスロに行くと、ムンクはこんな景色を描いたんだな〜と、

まるで「聖地巡礼」(映画などのロケ地巡り)な気分になります。

 

海岸で真っ裸で海水浴を楽しんでいる絵、

これも昔のノルウェーだと当たり前の事で、

絵画的に描いているわけではないんです。

 

(これは市庁舎の中の壁画。ムンクが描いた絵ではありませんが、

こんな風に短い夏を体いっぱいに楽しむ姿が当たり前なんです。)

 

ノルウェーの歴史は結構厳しくて、北海油田が開発されるまでは

本当に貧しくて大変だったそうです。

 

税金が高いのも、油田が枯渇してまた貧しくならないように!という

思いもあるようです。

 

ムンクの死後、作品を全てオスロ市に寄贈したことも

国民を思ってのことなんだろうなぁと。

 

実際、彫刻家のヴィーゲランドはオスロ市が全て彼の面倒をみていた為

生前は大きな屋敷をアトリエとして与えられ

作品は全てオスロ市が所有したので、他で観ることが出来ない為

国外での知名度はそんなに高くありません。

 

こちらがヴィーゲランドの作品。

 

個性的なポージングの群像彫刻がいいです!

 

 

(画像によって縦にならなくて。)

 

オスロに彼の作品を堪能できるヴィーゲランド彫刻公園というのがあるのですが

そこに行かないとまとまった作品を見ることは出来ないのが、残念です。

 

彫刻は大きいしね。

 

ムンクの絵も「叫び」以外あまり知られていないのは

売り買いされていないので、他であまり見かけられないからだと。

 

今回沢山の人に「叫び」以外のムンクの作品を見て欲しいなぁと思っています。

 

 

手ぬぐいとグラス、お土産で買いました!

 

 

12/16までは来場者に配られたポケモンカード。