さて、前回でも書きましたが佐賀でのイベントの模様は写真がないので
詳しくお伝えするのは随分経ってからになるかと思います。
4日(土)に伊万里市民図書館でのデモンストレーションでは
「ムンク!?心の叫び寿司」を作りました。
その他に「佐賀のみなさんに新作を!」と思い、作りましたよ〜。
「未知なるものに、ドキドキしよう」と言いますが
人間、本当に未知なものに遭遇したらポカ〜〜〜〜ンです。
今年は酉年で、年賀状には伊東若冲の絵からインスピレーを受けて
「雄鶏」を作りましたが、それを見た人が細かい表現に
「ここまで技術が上がったんだ!」と驚いていたので、
「技術ではなくて、元々若冲の絵が超絶技巧だから、それに迫りたくて
細かい表現になっただけ。」と答えると
「元絵がいいからか〜。オリジナルじゃないのか〜。」って。
http://ameblo.jp/kururinzushi/entry-12234628363.html
再現する事が「アート」ですよ!とは言っていませんし、
名画シリーズとして作るモノには、巻き寿司で再表現するコンセプトがあります。
まぁ、いろんな事を言う人はいるもので。
で、ふっとビジュアルとして魅力的な「フウチョウ」の事が浮かびました。
でもね「フウチョウ」なんてダンスを踊ったり、歌ったりするくらいしか
知識が無かったんで、ググってみました。
あっ!
21世紀の現在、私はこの鳥と同じ時間を過ごしているのに
「これCGか!?」と思ってしまいました。
「カタカケフウチョウ」
このページをご覧ください。
ご覧のようにとてもリアルに再現しています。
そして「アカミノフウチョウ」
何!?虫?
何処までもカラフルでオマケに尾羽のデザインったら。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20140114/379923/
さらに「ジュウニセンフウチョウ」
お尻から毛が・・・。
(全て1本から出来ています。段々慣れてきますよね。切る度に変わっても。)
パプアニューギニアの森では私が生まれる前から、
いえヨーロッパでハイファッションが登場する前から
この鳥達はこんなデザインだったのです。
事実は小説より奇なり。
「未知なるものに、ドキドキしよう」
未知過ぎて、にわかに信じられずです。
ハシビロコウも初め観た時、「恐竜か!?」って思いましたが
生き物のデザインって想像をはるかに越えているんですね〜。
図書館の皆さんに予めお話しして、この鳥達が載っている本を
ご用意頂きお寿司と一緒にお見せしましたが、
皆さんポカ〜〜〜〜〜ンでした。
図書館の方も以前からこの本はうちにありましたが
このページは初めて見ました!と。
しかし私は本があったり、画像がネットで見られたりして
皆さんが「たまちゃんが作った鳥は実在するんだ!」と確認出来ますが
この鳥達を初めてヨーロッパに紹介した人はかなり
ポカ〜〜〜〜〜ンとされたり、嘘つき扱いされたんだろうな〜。
「フウチョウ」は「極楽鳥」と呼ばれ、ヨーロッパで紹介された時は
運搬に邪魔な足を切り落とした姿だったので、パラダイスから飛んで来て
一生木に留らず風を食べて生きている鳥だと思われたそうです。
パラダイスに棲む鳥・・・と思われるような美しい羽やデザイン。
つくづく自然のデザインの素晴らしさを感じますね。