希望の扉をひらく人へ


前回、前々回は

この世の創造神ブラフマンが
人間につけた3つの性質のうち

ラジャス=自己中心的な性質

が増大すると、自分の中に魔族であるラスボスが
誕生しそれが暴れまわるため、苦しくなる。


それを滅するためには勇者の剣である
ヨーガの聖典・経典の知識が必要である。


そこでヨーガの経典
「ヨーガスートラ」に載っている知識の
八支則(8つの枝)のうち5つ

1)ヤマ(気をつけるべきこと5つ)
2)ニヤマ(するべきこと5つ)
3)アーサナ(快適で安定した姿勢)
4)プラーナーヤーマ(呼吸を整えること)
5)プラッティヤハーラ(感覚に振り回されない強さ)

についてお話しました。



今日のお題は

あなたの苦悩や欲望を滅するには
ヨーガの聖典・経典の知識が必須!
【八支則より】

残りの3つをご紹介します。


本日もこちらの本を
参考にさせていただきます。




八支則のうちの残りの3つは
サンヤマと呼ばれているものです。

6)ダーラナー(1つの対象に集中すること)
7)ディヤーナン(瞑想)
8)サマーディ(瞑想状態、悟り、三昧)


1つずつ見ていきましょう!



6)ダーラナー(1つの対象に集中すること)

心を1つのことに集中させます。
最初は自分が集中しやすいものを1つ選んで
そのことだけに集中します。

🍀ろうそくの炎
🍀自分の呼吸
🍀マントラ(心を解放する言葉)
🍀ただ1点を見つめる

などです。


しかし、1つのことに集中していても
次第に他のことを思い浮かべてしまいます。
それは心が沢山の考えでできているからです。


例えるなら、写真と映画です。

写真=1つの考え
映画=考えが集まり流れること

写真を何枚もパラパラとめくると
映画のように滑らかな動画になります。


この映画のような沢山の考えの中から
1つの写真(考え)に集中し、流し続けることが 
ダーラナー(1つの対象に集中すること)です。


しかし、1つの写真に集中していたのに
他の写真に考えが移ってしまうことがあります。
これを雑念といいます。


また、写真に何も対象を写し出さずに
流れてしまうことを眠りといいます。


雑念眠りに惑わされないように
1つの写真(考え)に集中し
流し続ける努力をしましょう!




(心は映画のように滑らかに動きます)




(映画の中から1つの写真を取り出し
それだけを流し続けることが集中です)



7)ディヤーナン(瞑想)

上記の6)ダーラナー(1つの対象に集中すること)
を長くやり続けることが
ディヤーナン(瞑想)です。


自分が選んだ1つの対象を
ずっと流し続けられるようになったら
最後は

この世の創造神ブラフマン
に瞑想をしましょう!


では創造神ブラフマンに
どうやって瞑想するかというと


現在、ブラフマンは実在しているので
誰かわかっている人は実在しているブラフマンを
ずっと思い続けましょう。


まだ誰かわからない人は
2つのうち、どちらかを試してください。


①ブラフマンが5000年前に人間の姿で現れた
ヨーガの神様クリシュナに瞑想する。



(左 ヨーガの神様クリシュナ)


②ハレークリシュナ マハーマントラ
(心を解放する言葉)を唱えたり
ずっと頭の中で流し続ける。


ハレークリシュナ ハレークリシュナ
クリシュナ クリシュナ ハレーハレー

ハレーラーマ ハレーラーマ
ラーマ ラーマ ハレーハレー



なぜ創造神ブラフマンに瞑想するかというと
次に出てくる
8)サマーディ(瞑想状態、悟り、三昧)
は、ブラフマンの許可がないとできないからです。



8)サマーディ(瞑想状態、悟り、三昧)

この世は誰が創ったのか?
どのような世界なのか?
自分はどういう存在なのか?

がハッキリわかる状態です。


しかし、いくら自分で1つのことに集中し
瞑想を続けても、自力ではサマーディに入れません。
自分でやろうとすると自我意識が働くためです。


ヨーガの最後は自我意識をすべて手放し
「自分は何も成していない」
という境地に達すること。


これはすべてをブラフマンに
委ねることで完成します。


それなのでブラフマンの許可がないと
サマーディの境地には達しないのです。





以上、八支則のうちの3つをご紹介しました。
この3つは前回紹介した

1)ヤマ(気をつけるべきこと5つ)
2)ニヤマ(するべきこと5つ)
3)アーサナ(快適で安定した姿勢)
4)プラーナーヤーマ(呼吸を整えること)
5)プラッティヤハーラ(感覚に振り回されない強さ)

ができていないと、難しい内容です。


例えば

座って瞑想だけしていても
色々な考えが思い浮かび
1つのことに集中できない。


このような場合はまず

3)アーサナ(快適で安定した姿勢)
4)プラーナーヤーマ(呼吸を整えること)

をやることで、体と呼吸に集中できるようになり
雑念を減らせるようになります。




(横向きバカーサナ 別名、カラスのポーズ)


このアーサナ(ポーズ)をやるときに集中する箇所は

①右肘に両膝が乗っていること

②目線が下がると前に倒れてしまうので斜め前を見ること

③呼吸が止まらないようウジャイ呼吸を続けること
(ウジャイ呼吸はヨーガの呼吸法の1つです)


このように集中する箇所を限定すると
雑念は思い浮かばなくなります。


「今日の夕飯なにしよう〜」


などは思い浮かびません(笑)
それだけ集中しないと
アーサナ(ポーズ)はできないのです。


瞑想をし続けられない人は
アーサナ(ポーズ)をやって
体と呼吸に意識を向ける練習から始めましょう!



このように
自分の苦悩や欲望を滅する方法が
ヨーガにはあります。


やることが沢山ありますが
少しずつやることで
外側にムダに反応しなくなり
自分の苦悩や欲望を減らせるようになります。


ピンときたあなたは
ぜひ試してみてくださいね!



それでは今日のまとめです。


あなたの苦悩や欲望を滅するには
ヨーガの聖典・経典の知識が必須!
【八支則より】


八支則のうちの残りの3つは


6)ダーラナー(1つの対象に集中すること)
7)ディヤーナン(瞑想)
8)サマーディ(瞑想状態、悟り、三昧)

です。


1つのことに集中し、それを長く続けて
すべてをこの世の創造神ブラフマンに委ねること。


そうすることで
あなたの苦悩や欲望はなくなる!



次回は

創造神ブラフマンが
あなたに課す最後の試験

についてです。


これに受からないと
サマーディ(瞑想状態、悟り、三昧)
には入れないので
試験に受かりたい人は次回もぜひご覧ください!


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神様は永遠に!
神永恵美(かみながえみ)