気持ちの切り替えが苦手② | 育児・保育・教育で悩んだ時に覗いてみてね

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職業:ベビーシッター(東京・埼玉)・習い事(STEAM教育&プログラミング)の講師。川越市の自宅で絵画造形・図画工作教室を開室しています。

 

気持ちの切り替えが苦手②

 

 

前回の続きです。

 

 

 

 

②大人の伝え方が その子に伝わっていない。

 

これは子育てあるあるですね。

③にも通ずることではありますが、遊ぶ前に

「今日はブランコを〇時△分まであそんで、それからおうちに帰ってお昼ご飯を食べます。

〇時△分っていうのはあの時計の短い針が〇、長い針が△のところになったらだよ。」

というようなかんじです。

 

 

大人は「大体」という感覚がわかるのですが、

子どもはまだ理解できないので とにかく具体的に教えます。

 

 

例えば「ちゃんと座りなさい」は伝わりません ガーン

「ちゃんと」を具体的に説明します。

 

・お腹と机はグー2つ分

・背中をまっすぐにする

・足の裏を床につける

 

などですかね。

あまり項目が多いと思い出せなくなるので3つくらいに留めておきましょう。

 

 

普段言いがちな

「こぼさないようにコップ持ってきて」

「転ばないようにこっち来て」

なんかも別の言い方が出来ますね。ぜひ考えてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

子どもと関わる仕事に就いてからは、発言する前に考える時間を要するなと感じています。

同じことを同じ3歳のAさんとBくんに伝えるとき、言葉を変えることがあります。

それは子どもの特性が一人一人違うからです。

 

 

 

 

焼き芋や焚火の機会があったとしましょう。

 

衝動性の高い子はなんでも自分で試してみたいので

危険かどうかはわからないし、危険かどうかなんて考える余地もなく行動に出ます。

 

そういった子どもに対してはあらかじめ

「この先を行くとこんなものがあって、とーーーっても気になると思うけど触らないよ。熱いよ。触ったらどうなると思う?そうだね、火傷するよ。」

と先に伝えます。

自制心を育むのはこのタイミングではなく、別の機会・遊びです。

 

 

 

 

私は自分の子どもだったら多少の火傷は全然OKですが

集団保育(保育園・幼稚園)ではそうはいきません。

真似して怪我の被害者が増えるだけですからね。

 

 

 

 

反対に慎重派の子どもには

「この先を行くとこんなものがあるらしいよ。みんなで一緒に見に行ってみない??楽しいと思うよ~。どうやら熱いものみたい。どう?どんなものか見に行って、今日お休みの子に明日教えてあげようよ!」などと声を掛けます。

 

 

慎重派の子どもは危ないことや よくわからないことを避けようとするので

まずリスクを負いません。なので焼き芋など普段と違うことを行なう際に

出来れば関わらないで避けて過ごすこと・遠くからみんなが何してどうなっているかを観察することが多い印象です。

 

 

保育者が「見てるだけじゃなくて、やったらもっと楽しいのに!」と思うことに

自分から”体験・経験して”関わろうという気持ちが薄いので上記のような言葉がけをします。

 

 

 

 

 

どちらの子に対しても比較的 具体的な声掛けではないでしょうか。

具体的な説明をすると仕事中本当に1日中しゃべってヘトヘトです 笑

 

でもそのくらいしないと子どもには伝わらないですうずまき

 

 

 

皆さんも育児お疲れ様です拍手

たまには息抜きしましょうねハート

 

 

 

 

 

③1日のスケジュールの見通しが持てていない。

については次回お話しますのでお楽しみに虫めがね

 

 

 

 

 

 

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