こちらも、だいぶ前(たぶん、1年ぐらい前)になんとなく図書館で予約していた本。

順番がまわってきたと連絡があったので、せっかくなので、借りてきました。

母性/新潮社
¥1,470
Amazon.co.jp


だいたい、一気に読みました。

湊かなえさん…といえば、後味の悪さ…って感じでしたが、

この本は、後味は悪くなかったです。


母と娘の関係…。

母として…

娘として…

私は両方の立場で、読みました。


共感できる…ってほどではなかったけれど

でも、母と娘の関係をそんなふうに見ることもできるのか…って感じで興味深かったです。


「母性とは人間の性質として、生まれつき備わっているのではなく、学習により後から形成されていくものなのかもしれない。

なのに、大多数の人たちが、最初から備わっているものと勘違いしているため、母性がないと他者から指摘された母親は、学習能力ではなく、人格を否定されたような錯覚に陥り、自分はそんな不完全な人間ではなく、間違いなく母性を持ち合わせているのだと証明するために、必死になり、言葉で補おうとする。」


母性の欠如を感じている私は

この部分は、「なるほどなるほど…」と思いました。


今年最後に読んだ本がこの本とは…

何か意味があるのかな?

な~んてにひひ


そんなに読書好きではないのですが、

読んでみると、本っておもしろい。

「あ~こんなふうに感じるのありなんだ~。」

って思える。

ドラマや映画では、そこまで細かく心理描写はしてくれない。

自分で想像するにすぎない。

本では、そのへんを細かく描写してくれる。

そこが、本のおもしろさかな…って思ったり。


来年も、チョコチョコ、読んでみよ~っと音譜