昨日、仕事が終わった後に、スマホを見ると、見慣れない番号の着信があった。

市外局番から始まる番号だったので、気になり折り返しかけてみる。

児童相談所であった。

先日の警察通報の際に、長女と次男が18際未満なので、両親のケンカを見せられるということは、心理的虐待に該当し、通告された。

職員の方は、「お父さんとお母さんがお酒を飲んで、お子さんの前でケンカをされたということで虐待にあたります。お母さん、警察には離婚されるとお話しされたそうですが、お父さんの方に確認とってよろしいですか?」

と、話すのだが……。

絶句した。

虐待は養育上、発育に障害をもたらすと言われ、虐待を受け続けると、脳が正常に発育せずに、発達障害が生じる可能性があると言われている。

職員の方は、子どもたちの家庭環境として、私たち夫婦が養育する環境は望ましくない、と考えるであろう。

私は、これまでのことや離婚を決意し、子どもたちには話し合い済みだと伝えた。夫がモラルハラスメントしているのでは?DV相談にも行った、と。

「そんな、ひどいことされるんですか~?」

児童相談所だから、DVは専門外だもんね。そんなに驚かなくてもいいのに。

まだ、弁護士さんと面談前で夫には、離婚の話題はしないで欲しいと頼んだ。

職員の方は、「お子さんの前で、夫婦ケンカをしないでくださいとご主人にはお伝えします。お子さん、大きいですのでお話、分かりますものね。」

と、いう感じで電話は終わった。

児童相談所は、全く無縁のところではない。

私は仕事上、精神障害者のリハビリ施設で若年者のコースを担当している。

中学から30歳前半までが、対象だ。

引きこもり、不登校、発達障害、統合失調症など精神科疾患の初期と疑われるもの、などが対象だ。

父親のDVにより、県外から母親と逃げてきた青年もいる。その子は発達障害があり、強迫症状に苦しんでいた。

今回の件で、自分の子どもたちも対象に近づいたのか?と思い、辛くなった。

子どもたちが小さい頃から、夫が暴れたり、理不尽な物言いをしたりする度に、発育に影響があるのでは?と危惧していた。

私が心がけたこと。

食事を整え、衛生的である程度、規則正しい生活。
あとは、笑わせること。

どんなに夫が荒れ狂っても、生活リズムを崩さないように心がけた。

子どもたちが安定するように。

崩壊した家庭にしたくなかった。

愛着障害。

この障害が人格形成上、かなりの影響をもたらすことを、私は知っている。

子どもたちを守る。

長男の勇気に応えたい。

それが、私の幸せにもなるのだ。