つづき
二章 セリヌンティウスとの約束
ナレーション深夜になって竹馬の友、セリヌンティウスは王城に召された。暴君ディオニスの
面前で、佳き友と佳き友は、二年ぶりの再会を果たした。メロスが一切の事情を語ると、セリヌ
ンティウスは驚いた表情を顔に浮かべた。
セリヌンンテ「お前それはアカンて。いつもゆーてるやん、お前の悪いところはそうやってなん
でも自分で決めるところやって。この前も…」
メロス (セリヌンティウスが言い終わらないうちに相手の両肩に手をおいて)「ごめん、ほ
んと困ってるんだ。お前ならすべてをわかった上で承諾してくれると思ったんだ。
…セリヌンティウス。俺が一度でもお前を裏切ったことがあったか?」
セリヌンティ「まぁそうやけども…。でもなお前このま…」
メロス (真剣に目を見て)「頼む!俺を信じて少しの間身代わりになってくれ!必ず戻って
くる」
セリヌンティウ(少し不服そうに)「まぁええけど…。」
ナレーションこうしてセリヌンティウスはメロスの身代わりとして、王様にとらえられることと
なった。二人は堅い握手を交わした。
セリヌンテ縛られる(王様との小ネタ「ちょっ、マジで痛いんやけど。」←Yさんだけは物語
とその外を行き来して笑いとる感じでもいいのかなって思います。)
メロス 出発しようとする
ディオニス(メロスが出発しようとするときに声をかけて)「時にお前、フェイスブックはやって
い
るのか?」
メロス (戸惑いながら)「はい…、やっていますが何か?」
ディオニス(にやけながら)「お前をフォローしておいて親友にお前の逃げ出す瞬間の姿を見せ
てやる」
メロス (怒って声を荒げつつ)「私がそんなことするはずがないだろう!いいだろう、フォ
ローしておけ。その代り私にも親友の安否を定期的に伝えて欲しい。」
セリヌンテ(ぽかんとしながら一部始終を眺める)
三章 岐路について
メロス (王宮を出てしばらく歩く。ここまでは神妙な顔つきで、一定の間を置いたのち緊張
の糸が切れたように胸の内を吐露。)
(急に立ち止まって「むっちゃビビった。それにしてもあいつホンマむかつく」
(ぶつぶつ言いながらジャケットのポケット、ズボンの前ポケット後ろポケットと順
繰りに何かを探し始める。)
メロス 「鍵、どこやっけ?」少しの間探していて、胸ポケットから見つける。後に車に乗る
。演出。←教卓を運転席に見立てる(?)音楽をかける仕草で西のカナ流れる。鼻唄
歌いながら運転。
「思ったよりカネ使ってもうたなぁ…。どっかでおろさんと。」
後ろのスライドはカーナビor景色が流れる様子を映しコンビニが近くにあることをメ
ロスが発見。
「ローソンあるやん。」(おなかが空いた様子で腹をさ擦りながら)「ちょっとよってい
こう。」
つづく