娘は本好きですが、
息子はあまり本が好きではありません。
本の楽しさを十分感じる前に、漫画本を読むようになってしまったせいかと反省したりしています。
漫画本を読むこと自体は、大切な趣味にしてほしいし、漫画は日本文化の一つだと思っています。
でも、私としては、読書の楽しさも知ってほしい。
そんな思いがずっとありました。
先日、一緒に書店に行く機会があったので、
息子が興味を持ちそうな本を探して、
「こういう本はどう?」
と聞いてみました。
「字ばっかりだから嫌だ。」
そこで、全ページに絵がある本を見せて、
「これは?」
と聞いても、
「興味ない。」
なかなか気にいる本はなさそうでした。
一冊、妖怪の本は興味を示し、読んでいたので、
「これにする?」
と聞いても、家にあるのは怖くて嫌のよう笑
動物に関連する本を2冊見せてみると、
やはり「字ばっかりだから」と言うので、「一緒に読もうよ。読んであげるよ。」と伝えると、
やや渋々ですが「じゃあ、これにする。」と一冊選びました。
それがこの本。
早速、帯を読んであげると、「え?!アヒルを捕まえるためにカヌー?!」と興味津々。
こも本の素晴らしいところは、いくつかの出来事が短く書かれているので、好きなところから読んでも楽しめるところ。
結局、私が読み聞かせすることなく、すでに自分で3話読み終えたようです。
しかも、
「この本、面白い!本当の話なのが面白い!!」と興奮気味。
漫画とは違う面白さを知ったようです。
この本を読み終えたら、今回買わなかったもう一冊を読んでみたいそう。
これが本の世界への誘いになるといいなと思っています。
私としては、ここまで来るのに結構時間がかかったなと思っているのですが、
タイミングを計りながらも諦めずに誘い続けていれば、いつかタイミングが合って、扉を開くことができるのかもしれないと感じました。