彼女たちは今日も食べ続けています。(過去の関連記事はコチラ

今日はA子のお話。


A子に突然、お昼を一緒に行かないかと誘われたえっ


何か怒られるのだろうかはてなマーク
何か言われるのだろうかはてなマーク


いろいろと考えたが、すぐに理由が分かったビックリマーク
いつもA子がランチを共にしている仲間が外出やお休み、お昼当番などでいないのである。
誰と一緒にお昼を食べるのか、うちの女子社員にとっては大問題。
一人で社員食堂に行くのは淋しいし、一人でお店に入るのも勇気がいる。
私はA子みたいに一人になった時はそこら辺の男性社員をつかまえて、外に食べに行く。

そしておごってもらう(;^_^A


A子は一人になったので、私を選んだ。
男性社員からは敬遠されているし、他に誘える女子社員もいないのであろう。
同じ部署の私が一番誘いやすかったご様子。

お昼休みまで一緒に過ごして、気を遣わなくちゃいけないなんて・・・気が重かったショック!
でも断るのも怖いので、了承したOK
観察日記に書けることが増えるとプラス思考に思うことにした


「どこに食べに行きます?」

お互い外まで食べに行く関係ではないと黙認している雰囲気。

A子もそう感じたらしく、A子は制服のポケットから小さく折りたたんだ食堂の週間メニューのコピーを取り出した。

週間メニューをお守りに持ち歩いているのかぁはてなマーク

超真剣に眺めている。


お昼休みになり、食堂に向かった。
周りの目を気にすることもなく、「おばちゃん、ご飯少し多くして」と私はいつもお願いする。


「え~、よく食べるのねぇビックリマーク


珍獣を見るような目で笑われた汗

私はあなたと違ってお菓子の間食はしないからいいのです、と言いたかったがもちろん言えない。


「定食イマイチだし、あまり食欲もないからうどん行ってくるね。」


食欲ないだぁはてなマーク

A子はうどんを取りに行った。


私は先にサラダバイキングをとり、席についた。

A子が来るまで箸に手はつけずに、A子の観察をしながら待っていた。

社員食堂は非常に混みあっていた。
混雑を避けるために、サラダバイキングが三ヶ所に分かれている。


A子はトレイにうどんを乗せ、サラダバイキングのところに行った。
しかし、サラダはすぐに取らずにもう一つのサラダバイキングに行った。
そしてまた取らずに、もう一つのサラダバイキングに行った。
そこでも取らず、一番最初のサラダバイキングのところに戻り、やっとサラダを取った。


人混みの中、うどんを持ってウロウロと何をしているのだろうはてなマーク


すぐに分かったビックリマーク

ドレッシングを真剣に選んでいたのだ。
ドレッシングの種類が豊富で、それぞれの台に違うものが準備されているからである。
私はいつも行った台に置いてある中から好きなものを選んでいた。
一つの台に5種類くらいあったから、その中から選べば充分だった。
わざわざドレッシング選びに人混みをかき分けて、チェックするなんて・・

3台ともちゃんとチェックしないと、気が済まないんだろうなぁ。
さすが、食べることにはうるさいだけあるガーン



「お待たせ~。」


やっと来た。
食べ始めたが、特に会話が弾まなかったのでもくもくと食べていたナイフとフォーク
A子はレンゲに超超ミニうどんを作り、絶対に音を立てないようスーパースローモーションで食べていた。
うどんなんだから、もっと思いっきり、普通に食べればいいのに、というような食べ方である。
もちろん音を立ててたべるのも失礼だが、その食べ方もどうかと思うほど、変わった食べ方。

(う~ん、うまく説明できないあせるホント変なの!!)



「それだけで夕方までおなかすきません?」
うどんは量が少なめなので、私は注文するときは50円プラスして大盛りにする。


「大丈夫だよ~。大盛りなんて信じられな~い!」


また笑われた。


彼女たちは絶対に私みたいに大盛りなんて注文しないのだろう。
「大盛り」は彼女たちが大好きな「かわいい」という言葉から遠ざかる。

私が食べ終わっても、A子はまだまだ食べていた。


「おなかいっぱぁい。」


あと1口、2口で完食・・というところでA子は箸を置いた。


「絶対に食べ残す」

「完食しない」

というのもA子のモットーらしい。
それだけなんだから、食べきるべきだと思う。
そんなモットーは最低だっビックリマーク


食堂を出ると、A子はトイレに直行した。
A子はものスゴい勢いでメイク直しをしていた。


非常に疲れたお昼休みでした・・・。