今日はお酒が大好きなC代のお話。
会社で飲み会によく誘われます。
歓送迎会や忘年会、新年会など会社の公式飲み会にはなるべく参加するようにもしています。
あとは社内の仲の良い人や先輩と、会社帰りに居酒屋に行ったりします。
でも、私は全くお酒が飲めないのでひたすら料理を食べ続けるのが目的
飲めないのに、おつまみ系が大好きです
それに日ごろの会社の悪口を発散するのに飲み会は大事な場所。
C代はお酒が大好きで、いつも飲み会の計画を立てている
特に男性社員を誘うのに一生懸命。
参加メンバーの確保、お店の予約、時間の連絡など、実に忙しそう。
私もたま~に誘われ、数回参加したことがある。
「あのさぁ、気になったことがあるんだけど。」
社内でC代に声を掛けられた。
「わたしが主催しないと、この会社の人たちは飲み会ってしないわけ?」
私はC代が全く知らない場所で誘われ、参加することもたくさんある。
C代は飲み会に誘われることがないのだ。
「もう主催するの辞めた!いろいろと面倒くさいし・・・。」
それだと飲み会に呼ばれないよ?と言いたかったが、もちろん言えない。
「みんな飲みたいのに、自分では計画しないんだよね。人に任せきりでさぁ。」
誰もC代に飲み会幹事を頼んでいない。
ある日の会社帰り、私の同期会をすることになった。
参加するのは私と同じ時期に中途入社した同期数名である。
普段会えない支店の人たちと久しぶりに会えるので嬉しかった
何名かで集まり、待ち合わせ場所で全員集合するのを待っていた。
「あれ~?何しているの?」
C代だった。
「C代さんこそ、こんなところで何されているのですか?」
「ほら、今日KinkiのDVD発売日でしょ。予約してあるから取りに行くの。」
発売日を知ってて当然!というような言い方。
スミマセン、知りませんでしたm(_ _ )m
「今日は同期会なんです・・」
「いいなぁ、私はバイトだから同期なんていないしぃ。それで、どこ予約しているの?」
キタ、質問攻撃。
「●●っていうお店です。」
「あぁ。あそこ。焼酎がマズイんだよねぇ。あんなとこ良く行くねぇ。」
キタ、批判攻撃。
「そういえば、支店の○○君に仕事の話があるんだけど、来るの?」
「△△さんって子は?よく電話で話すんだけど、一度挨拶しなくちゃと思ってたんだけど。」
「××君は?この前、支店で会ったけど、元気かなぁ~。」
「☆☆君に久しぶりに会いたいなぁ~。」
C代は「ご一緒にどうですか?」という言葉を待っているようである。
誘った方がいいのだろうか・・・でも、同期会である。
話も合うわけがない。
10分以上、C代はいた。
C代が期待する言葉は誰も掛けなかった。
「じゃあ、みんなで楽しんでくれば。」
トゲのあるように言われた
「何、あのおばさん。たまたま会って、同期会だって言っているのに参加したい感じ?ずうずうし過ぎない?」
C代の背中を見送りながら、C代のことを知らない私の同期が言った。
みんな、うなずいていた。
私は慣れっこだけど、普段C代に会わない同期にとっては衝撃だったらしい。
数週間後、主催封印宣言をしていたC代が飲み会をすると聞いた。
「参加者が集まらない」とぼやいていた。
自分が主催しないと、大好きなお酒が飲めないことに気が付いたらしい。